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1.5(sideN) ページ5

そういう決められた線路、ってヤツを歩もうとしていた俺と翔さんの前に、異端児がいた。


それが、松本潤、だった。


俺と同じ、今年で18歳になる。
だけど、社員として、うちの会社に出入りしている。
アメリカの大学をこの春、卒業したっていう、たいそうご立派な学歴を引っさげて。

こんな面白いネタ持った人物がいるにも関わらず、その周囲は静かだった。
あまりにも、不自然なくらい、みんなその情報を口にしなかった。

当然だ。
優秀な人材の中でも、ひときわ異彩を放つ経歴の人物が、同僚にいるなんて、会社の連中は知らなかったんだ。

おそらく、かなり特定された上層部の人間しか。

そんな中、俺がそいつを見つけたのは運命と言っちゃってもいいのかもしれない。

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作者名:えりんこ
作成日時:2014年5月29日 12時

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