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1.2(sideS) ページ2
二台のPCには、全く同じロゴ、ガイドライン、テンプレートが並ぶ。
どこをどう見ても、同じ。
作り手だって、一目で見当はつけられないだろう。
いつもやっているゲームをやるようなノリで、企業の玄関とも言うべきHPの完全なコピーをたった半月で複製した和。
自分の父親が経営する会社のものとはいえ、いっかいの高校生が為せる技とは到底思えなかった。
「コレを〜松本さんに送って〜」
和は画面をスクロールさせながら、確認をする。
「で、入室証のパスワードが手に入る、と」
和は、躊躇(ちゅうちょ)することなく、また、キーを打ち込み始める。
「なあ、和…わかっているよな?コレ、犯罪だぞ」
「知っていますよ?…詐欺罪?住居も侵入予定だし、3、4件は刑法にひっかかるかな。
…そしたら、頼りにしてますよ?
翔さん」
「おまっ…俺に弁護が務まるわけ…」
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作者名:えりんこ
作成日時:2014年5月29日 12時