story 2 ページ4
「Aちゃん！」
千鶴がいきなり抱き着いていた。
「僕トレイニング中なんだけど」
僕は一人で壁相手に壁当てをしている
せっかくあの事で頭が混乱してるから気分転換でやってるのに
この人が来たら続きが出来ない
案の定抱き着いている手を放してくれない
「何かあったでしょ？」
千鶴から離れようとした時いきなり聞かれたのでびっくりした。
なんでわかるの？
僕の事なんてほっておいてよ
もぅ、あんな思いはしたくないの
動揺している僕に
「私もねAちゃんと同じような事があったの
それもねそれの主犯が自分の妹笑えるよね・・・」
妹、そう言えば僕をこんな風にした奴も塚本だったな
「桃華が私にカッターを向けたと思ったら
自分の腕を切りつけてね」
桃華・・・
え!?
「もしかして妹さんって立海大の中学2年生だったり」
恐る恐る聞いた僕の一言に
千鶴は驚いていた。
「そうだよ!確か男子テニス部のマネをってもしかして！」
そのもしかしてですね・・・
「ごめんなさい私の妹がAちゃんまでに」
深々と頭を下げて謝ってくる千鶴
「謝らなくていい、
千鶴がやった訳じゃないんだし」
そっぽを向いて言う僕に
千鶴は何故かすごくうれしそうと言うか
顔が少し赤いような・・・
「初めて呼んでくれた」
・・・そう言えば僕から離しかけた事すらないな
ヤッターと言いながら飛び跳ねている
こいつなら少しは信じていいかな
「僕さあいつに何もかも奪われて
友達、親友、クラスメート、チームメート
家族でさえ最終的には僕の事を信じてくれなかった。
それで僕を信じてくれなかったチームメートがここに来るの」
気づくと僕は泣いていた。
それは多分千鶴の事を信じれたから
そして、アイツ桃華が来る事が何となく分かっていたから
千鶴は僕の背中を優しくさすりながら
大丈夫と言ってくれた。
「チームメートて事は立海が来る
つまり妹が来る・・・」
溜息を付いている
「私もね家族も信じてくれなくてここに来たの
だからね同じ境遇どうし協力し合っていこう」
何時もの穏やかな笑顔に戻った千鶴
中学生が来るまであと6日・・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 148人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
けいとるLOVE - この小説とても好きです(o^^o)これからも頑張ってください！ (2016年10月28日 7時) (
レス) id: f8221f459a (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新してないので心配です。無理せず頑張って下さい！ (2016年9月14日 23時) (レス) id: cdc36d0a8e (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 凄く面白いです(≧∇≦)bこれかもがんばって下さい！ (2016年9月12日 16時) (レス) id: cd04a858b1 (このIDを非表示/違反報告)
雨猫 - 主人公ちゃんはこれからどうなるの!？更新楽しみにしてます！ (2016年9月11日 21時) (レス) id: cdc36d0a8e (このIDを非表示/違反報告)
やの - 嫌われは違反です。貴方が18歳未満の場合、削除してください。18歳以上ならフラグを立ててください。 (2016年9月11日 14時) (レス) id: f929912ca4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アイスドール♪ | 作成日時：2016年8月15日 15時
