兄さん攻略法3

攻略法118↓ ページ38

樹side


私は次の朝


「あれ？あんずちゃんどうしたの？」


私はトリスタのみんなが泊まっている部屋の前で狼狽えていた。


「あ、樹ちゃん。」


「どうしたの？確かスバルくんたちはもう先に行ってたはずだけど？」


「あ、うんスバルくんたちは朝練に行ったんだけど真緒くんはまだ寝てて、私ちょとスバルくんのところに顔を出さないといけなくてどうしようと思っててさ。」


つまり今のあんずちゃんは時間がないと…


「私が代わりに起こそうか？あ、私が入っても大丈夫だよね？」


アイドルが寝てるところに入るってプロデューサーでもアウト？


「いや、入っても大丈夫だけどね。じゃあ、よろしくお願いしようかな。」


あんずちゃんは若干苦笑いをしてスバルくんたちのところに行ってしまった。


「さて、どうしようか。」


まずは入らなきゃ、って私着替えたほうが良いかな？


私は真緒くんを起こそうと思ってドアを開けようと思ったのだが、その前に自分がまだ着替えていないことに気がついた。


「まぁ、でも真緒くん起こす方が先だしね。」


そう言って私はドアを開けた。






「おはようございます。」


私が襖を開けると真緒くんはまだ寝ているようだった。


「まだ寝てるのか。」


私は真緒くんのそばまでいく。


「真緒くんおはようございまーす。」


真緒くんの体を少し揺らして呼びかけるが全く起きてはくれない。


それどころか


「きゃ！！」


急に腕を掴まれ布団の中に引き摺り込まれてしまった。


しかも


「/////////////////」


目の前には真緒くんの胸板。少しはだけていて、肌が見えてしまっている。


「ぁ……ぁまお…くん？」


呼びかけても起きない彼。
私の頭はショート寸前だった。


な、なんで起きてくれないのおぉぉぉぉぉぉお。

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