攻略法73↓ ページ31
樹side
「あれ?」
「あら?どうしたの?」
私はふとあるものを目にした。
「この頃天祥院先輩と鬼龍先輩が一緒にいる所よく見かけるんだよね。」
視界の先にはもちろん鬼龍先輩と天祥院先輩。
「まあ三年生同士だし、副会長様つながりかもしれないわよ。」
そうお姉ちゃんには言われるが
「この間もさあの二人ともう一人、にーちゃんがいたんだけどさ、レオさんを探してたの。」
「あら。」
お姉ちゃんが驚いたように目を見張る。
「不思議だよね。私が知らないだけで仲がいいのかな?」
私がそう言っても返ってこない返事。
「お姉ちゃん?」
不思議に思い隣を見るとお姉ちゃんは何かを考えているようだった。
「?」
「え?樹ちゃん何か言ったかしら。」
「え、ううん大丈夫だよ?」
時間差はあったもののお姉ちゃんはいつもの笑顔に戻っていた。
本当にどうしたのだろうか。
**********
〜放課後〜
今日はKnightsのレッスンはないが、私はセナハウスに来ていた。
ガチャ
「………あれ?朱桜くん?」
私がドアを開けるとすでに先客がいた。
Knightsの末っ子の朱桜くん。
「こんにちは。」
朱桜くんが挨拶をしてくれた。珍しいこともあるものだ。
「こんにちは、朱桜くん。個人レッスンしてたんだよね。ごめんねお邪魔しちゃって。」
私は朱桜くんの邪魔にならないようにそう言ってドアを閉めようとした。
だが
「別に人が増えたぐらいで集中力がかけるわけではないのでいても大丈夫ですよ。」
そんなことを言ってくる朱桜くん。
私は少しばかり驚いてしまった。
「じ、じゃあ、お邪魔します。」
私がレッスン室の端っこを借りて資料を広げる。今日は衣装の作成だ。
今回使う布を出しながら準備を始める。
今回の衣装はもちろんKnightsのイメージカラーが取り入れられているが、白色の部分も多い。
白色の生地もうちょっと買えばよかったな。
そんなことを思いながら私は裁縫を始めた。
お気に入り300人突破!!ありがとうございます!!
By灰月
301人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
灰月葵(プロフ) - 瀬永ゆうさん» ありがとうございます!!初めての作品なので喜んで貰えて嬉しいです。とても皆さんに早くお届けできるように頑張ります!! (2020年5月7日 12時) (レス) id: c25f3f3a69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - 長文失礼しました! (2020年5月6日 19時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - 前作からずっと読ませてもらってます!めっっっっっっっっっっっっっさ面白いです(*^^*)続編おめでとうございます!お身体に気をつけて更新頑張ってください(*´-`)応援しています! (2020年5月6日 19時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:灰月葵 | 作成日時:2020年5月6日 18時