攻略法64↓ ページ22
泉side
あいつがセナハウスを飛び出して行った。
「樹のあんな行動初めてみた。さすがだねぇ。」
くまくんがそんなことを言う。
もしかしてくまくん、あいつがデザイン描いてるの知ってる？
「あの……どうして先輩方はあの人に衣装を作るのを許したんですか？」
さっきまでずっと黙ってたかさくんが口を開く。
「お姉さまに頼んだ方が安心なのでは？」
「私は別にあんずちゃんでも樹ちゃんでも構わないわ。」
「ん〜スーちゃんは樹が嫌いなの？」
「べ、別に嫌いなわけだはありません。ただ、あのかたにはいい噂がありません。つい最近も学校に来ていなかったし、produce経験もございません。そんな方に衣装作りが出来るとは思えません。私はお姉さまに頼むべきだと思います。」
…かさくんが言っていることもわかる。あいつはあんずと比べられ、人気もないし悪い噂も出てる。そう思うのも無理はない。
「ま、そうだよねぇ。でも俺は樹に頼みたいな。」
「あら？凛月ちゃんがそんなこと言うのは珍しいわね。どうして？」
くまくん確実に知ってるな。
「それはセッちゃんの方が知ってるんじゃない？」
「はあ？！」
突然何？
「だってセッちゃん樹と兄妹じゃん。俺よりも知ってるんじゃない？別に樹を嫌っているわけでもないんでしょ？」
「え？瀬名先輩はお嫌いではありませんでしたっけ？妹さんのこと。」
一体どこまでしっているわけ？本当。
「何言ってるのくまくん。俺はあいつのこと嫌いなんだけど。」
「ふーん、あっそ。」
なんなの本当にちょーウザい。
「別に言わなくてもいいけど、後悔しないようにねセッちゃん。」
そう言ってくまくんはレッスンいつから出て行った。
「泉ちゃん大丈夫？」
「何が？」
「さっき凛月ちゃんが言った言葉を聞いたとき少し悲しそうだったから。」
「………別に〜」
『後悔しないようにね。』
そんなの、俺が一番分かってる。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
1人置いてけぼりのような環境にあった司は
「(で結局、どうして凛月先輩があの人に衣装作りを頼んだんでしょうか…………)」
こんなことを思っていたとさ。
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灰月葵(プロフ) - 瀬永ゆうさん» ありがとうございます！！初めての作品なので喜んで貰えて嬉しいです。とても皆さんに早くお届けできるように頑張ります！！ (2020年5月7日 12時) (
レス) id: c25f3f3a69 (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - 長文失礼しました！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
瀬永ゆう(プロフ) - 前作からずっと読ませてもらってます！めっっっっっっっっっっっっっさ面白いです(*^^*)続編おめでとうございます！お身体に気をつけて更新頑張ってください(*´-`)応援しています！ (2020年5月6日 19時) (レス) id: 4117ae44bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：灰月葵 | 作成日時：2020年5月6日 18時
