優等生はアレが欲しい【名前変換オリジナル】

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「いっだあ…！！！」



体が動かない…！
肌も体の中もじんじんと刺すような熱い痛み…





尚「本当にごめん…！！」


「い、いいの…謝らなくて…」





尚「…痛いよね？俺、そばにいるから！なんでもするから！」



「痛いぃ……」





でも…









でもなんで…








辛いとは思わない…









「私を…ぎゅってして…？」



尚「うん…」





尚くんはゆっくりと私を優しく抱きしめた。

いい匂い…

暖かくて、ヴァンパイアだなんて思えない







「肌…痛いの、さすって…優しく」



尚「うん…大丈夫？」









昔から何となく、辛い時に優しくされることが
なんだか少しだけ好きだった。


変だとは分かってる。





でも…辛いってわかっていたら

誰かに思う存分甘えられる。








「…尚くん…//」



尚「…玲香？」




「…頭撫でて」






尚くんは可愛らしい顔をしているのに
手のひらは大きくて、男の子で


とっても優しいのに強くて…




尚「…こう？」



「うん」








私…なんでこんなにドキドキしているの？









――――――ガチャ






航太「ふぁああああ…あれ？玲香」




「航太…くんっ……」


尚「航太…」







航太「尚…まさかお前…！！！」




「ち、違うの…私なら平気…！！私が飲んで貰っただけだから！！」



航太「でも…！！尚の牙の効果は…！！」






そう、最上級の痛み。


普通なら考えられない痛み

なのに…





なんだか、嫌じゃないの……





「…航太くんも、ぎゅってして？」

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