【呪術廻戦】私と先生の日常のあれこれ (ページ36)

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12月7日ですね！【ほのぼの】ページ36

「A、どうした？朝から元気ないじゃん？」

「虎杖君か。実は、五条先生に今日は何の日か聞かれたんだけど、全然分からなくて……それで『分かりません』って答えたら先生が拗ねちゃったんだ」

朝の出来事を伝えると、彼も一緒になって考えてくれた。しかし、思い当たるものがなく二人は頭を悩ませた。

暫くして伏黒君が登校してきた。

「おっ、伏黒！丁度いいところに来た！あのさ、今日は何の日か分かるか？」

虎杖君の突然の質問に彼は目を丸くした。

私は伏黒君に事情を説明すると、彼は顎に手を当て少しの間考え、何か思い出したような素振りを見せた。

「そうだった。今日はあの人の誕生日だった」

「え、そうなの？」

「あぁ間違いない。去年、誕生日を祝って欲しいとかなんとかで先生に連れ回された記憶がある。……正直、あれは疲れた」

思い出しただけだというのに伏黒君の顔色が悪くなっている。よほど大変だったのだろう。

「ということは、先生にプレゼント贈った方が良いよね。でも今から準備しても間に合わないし……」

「Aが渡す物なら喜んでくれるんじゃないか？あの人は」

「だと良いんだけれど」

正直、突貫工事で用意できるものが1つしか浮かばない。しかし、何も贈らないよりはマシだろう。

そう言い聞かせ、私は先生のもとを訪れたのだった。