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アナタが呼ぶ私の名前が



何よりも好きだった事を



私はもう



忘れてしまっていた




Orange





──────────────────

帝光中学校 第一体育館
そこにいるのは男子バスケットボール部 1軍

その中の1人がベンチに座り、ノートに記録をつけている桃井さつきに近づき声をかけた

「ねぇ、桃っち。青峰っちって彼女できたんスか?」

そう尋ねてきたのは、黄瀬涼太
桃井は少し考える素振りをみせ、黄瀬にむきなおる

「んー、できてないはずだけど…どうして?」

「いや、昨日女の子と仲良そうに話してるの見たんスよ」

「女の子…?」

「珍しいですね、青峰くんが女の子と仲良く話すなんて」

突然の第三者の声に2人は驚いた

「黒子っちいつの間に!?」

会話に加わったのは桃井の想い人 黒子テツヤ

「さっきです。いい加減なれてください」

「テツく〜ん♡じゃなかった!
で、きーちゃん、その女の子ってどんな子なの?」

「えーと、薄めのオレンジ色の若干ストレートの髪の子ッス
後ろ姿しか見えなかったから顔は分かんないスけど…」

「珍しいですね。オレンジ色の髪なんて」

「それ、俺らが言っちゃうスか?」

「……桃井さん、その容姿に思いあたるところは?」

「無視ッスか!!」

「あーうん、その子 青峰くんの彼女じゃないよ。
私もその子のこと、よく知ってるし」

「学年は?同学年ですか?」

「私たちの1つ年下だよー、1年生!」

「1年!?接点ないじゃないッス!ますます気になるッス!」

「彼女じゃないのにですか?」

「だって青峰っちが桃っち以外の女子とスよ?そんなの気になるに…」

「おーい、お前ら何話してんだー」

黄瀬の言葉を遮るように3人にむかって声を発したのは

「青峰くん」

バスケ部エース・青峰大輝

「3人そろって何コソコソ話してんだよ、そろそろ休憩おわんぞ」

「え?いや、何もコソコソ話してないッスよ!?ね、桃っち 黒子っち!」

「うん、何も話してないよー。ほら練習始まるんでしょ。青峰くん いったいった!」

「おい、さつき、押すなよ!」

立ち上がり青峰の背中を押し、コート方においやる

「じゃ、僕もこれで」

黒子も何かをボソボソ呟きながら歩く青峰のあとをおいかけた

「黒子っち、待ってー!
桃っち、話はまたあとで!」

黄瀬も2人のあとをあわてて追う

そこに1人残された桃井はベンチに座り、

「(人1)の事教えたら怒るよね〜」

コートを走るエースを見ながらそう呟いた

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作者名:ふたば | 作成日時:2016年2月12日 22時

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