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和「うまっ、」
智「ほんとだ、うまい(笑)」
由美「よかったー」
和「唐揚げマジうめぇ。…つーかおじさん、サンドウィッチ食いすぎじゃねぇ(笑)?」
智「おれ、パン屋さんになりたいから」
由美「え!?」
A「大野先輩、パン屋さんになりたいんですか?」
智「うん」
由美「、絵描く仕事じゃ…ないんですか…?」
智「絵はやったらいいじゃん?パン屋もやりながら」
A「欲張り(笑)、でも大野先輩ならできそう」
由美「確かに…」
大野先輩のパン屋さんになりたい話を聞きながら、みんなでお弁当を囲んでレジャーシートの上に座ってる。
なんか、遠足を思い出す。
前日なかなか寝られなくて、朝緊張してお腹下したりしてたな(笑)
智「どした?」
A「え(笑)?」
智「すげぇ楽しそうだから」
A「、昔遠足の日の朝、緊張しておなか痛くなってたなぁって思い出して」
由美「うそ、それ私もある!」
和「まじで(笑)、ふたりタイプ似てんだ」
由美「性格は違うけどね」
A「実は気が小さいんです(笑)」
智「気が小さいんじゃなくて、優しいんじゃない?」
A「お世辞をどうも(笑)」
智「…(笑)、」
4人で話す下らないこと。
数学の先生がいつも鼻毛出てる話で盛り上がったり、くだらない話ばかり。
でも楽しいな。
それが楽しい。
由美「あの、さっきのクッキー、余ったの持ってきたんでよかったらどうぞ」
A「手作りクッキー!?やった!あたし手作りクッキー大好き!」
和「やっぱ子供じゃん(笑)」
A「違いますー、手作りのあったかい感じが好きなんですー」
智「ふふっ、」
由美「、大野先輩も、よかったらどうぞ」
由美はやっぱり恥ずかしそうに大野先輩にクッキーを差し出した。
智「…ん、うまい」
和「おじさんだけずるい、俺も」
A「それ言うならあたしだって!」
智「あっ!押すなよ、」
和「おじさん邪魔」
A「二宮先輩もらったでしょ!あたしにくださいっ!」
なぜか最終的にあたしと二宮先輩でクッキーを取り合うっていう、へんてこな図が出来上がっていた。
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作者名:うさこ | 作成日時:2015年12月15日 19時