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センパイが、あたしのことを好きだった。
『好きだ』と言われて、
『好きです』と言った。
両想いかも、なんて、夢物語みたいに思ってたのに、
センパイが本当にあたしのこと好きだったなんて…
「家まで送る」
「、いい、ですよ、」
「…なんで？」
「…だって、悪いし…」
公園から出る直前、センパイがむーって膨れる。
…、かわいいっ、
センパイに送って貰えるの嬉しいけど、
…なんだろ、今付き合うことになった途端に、もし親とはち合わせちゃったらとか考えたら、気まずい…
「俺が送りたいのに？」
「…」
…そういう風に言われると、なんて返したらいいか分かんない…
ただ嫌なんじゃなくて、恥ずかしい、
でも恥ずかしいって言ったら、センパイに嫌な思いさせちゃうかも…っ、
「…」
「…ごめんね、今日はやめとく」
「、」
「焦りすぎ…だね、ごめん」
「…」
寂しそうに呟く。
…やだ、そんな寂しそうな顔しないで、
申し訳なくて、胸がぎゅうってする。
謝ってほしくない、
でも、送ってとも言えないあたしは、考えすぎなのかな…
それからセンパイは笑ってくれた。
自転車に乗った帰り道も、信号で止まるたびに振り向いてにこって。
それからいつも別れる場所に辿り着いて、立ち止まる。
「…じゃ、またね」
「うん、また」
ふたりでにこってして、でも帰るのが惜しくて。
やっぱりここでお別れが寂しくて、送ってもらえばよかったのかな、なんて考えながら、
もう一回“じゃあ”、って言おうとした瞬間。
「、Aちゃん、」
「、」
センパイがいつもより少し、大きな声であたしを呼んだ。
「…明日、空いてる？」
「…うん」
「よかったら、ラーメン、どう？」
「、行きたいっ、」
あたしの気持ちがセンパイに通じたのかな、って、テレパシーでも出来た感覚に陥った。
センパイもにこぉって笑ってくれて、これなら寂しくないやって。
「じゃ、あとで連絡すんね」
「うんっ、」
…ああ、離れたくない…
センパイが先に背を向けた。
…センパイ、寂しくないのかなってちょっと悲しくなって。
でも後で連絡するって言ってくれたもん、
寂しがる事なんてない…よね、
*
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うさこ(プロフ) - みかぽさん» みかぽさん、コメントありがとうご ざいます♪まだまだ付き合いたての2人。きゅんな時期が続きます(/ω＼*)頑張りますヽ(*´∀｀)ノ (2018年7月31日 21時) (
レス) id: bf6cb008e1 (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - 更新ありがとうございます！ きゅーーーーんが止まりません！！！ あー、可愛い。センパイ可愛い！可愛いすぎ！ 続きも楽しみにしてます！ (2018年7月31日 20時) (レス) id: 627aaeefd6 (このIDを非表示/違反報告)
やまらい - めっちゃキュンキュンしています！甘酸っぱい青春がもうやばいです！また更新楽しみにしています！ (2017年3月23日 15時) (レス) id: df47784e6f (このIDを非表示/違反報告)
いちこ(プロフ) - 待ってましたーーーー(≧▽≦)更新ありがとうございます！またまたキュンとしました！続き気になってて、本当更新うれしいです！また更新たのしみにしてます (2017年3月11日 9時) (レス) id: 6ffcfd6cc8 (このIDを非表示/違反報告)
あやか(プロフ) - すっごく面白くてきゅんきゅんしちゃいます！！続き待ってます♪ (2016年10月20日 17時) (レス) id: 207e5fd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2016年7月26日 0時
