デスノート-2-

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コッコッ



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気持ちいいくらい新しいブーツの音が
地面に打ち付けられる



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月が通う大学の前
私はあの女が来るのを待った



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「あれ…ミサミサじゃね？」



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周りの視線や声はどうでもいい



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すると奥から、ピンクのスカートをはいた
いかにも清楚な女が歩いて来た



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M「…みーっけ…」



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Le「ミサ、ノートに名前を書くなんて真似は…」

M「しないわよレム、これは女の戦いよ」



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沢山のレポート用紙を抱えていたのか
風が吹いて一気に空へ舞い上がった





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「あっすいません、ありがとうござ…」


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M「…こんにちは」


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驚いた顔をして私を見て
レポート用紙をしまい
立ち上がった


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「あなた…何しにここに…」

M「ミサとお話しない？」


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私とは正反対




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「…何を…」

M「知りたいんでしょ？月のこと」

「…夜神くん？」

M「私は月のことならなんでも分かるの」


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”夜神くん”
この女が月をそう呼ぶのが
無性に腹がたつの

理由はないけど
ムカつくの



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M「ここじゃなんだし、広場にでも行きましょ」


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私は後ろに振り返り
月と会う約束をした場所まで

歩いた



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鏡で髪を整えると
後ろについて来るのが見えた




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