デスノート-2- (ページ3)

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「…エル…」

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朝起きて、眠れない目をこすり
朝ご飯を作っていると

沙織が背伸びをして起きてきた

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S「おはよう、A」

「…あぁ、沙織、おはよう、怪我の具合は？」

S「だいぶよくなってきたよ、ありがとね」

「いいよ気にしないで、」

S「ありがとね」

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2人ぶんの朝ご飯を
テーブルに運び、私も椅子に座る。

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S「…A…夜神くんに会ってる？」

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沙織が聞きにくそうに
私の顔を伺いながら聞いた

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S「いや…なんでもない」

「会ってないよ」

S「そ…そっか…」

「彼、大学にすら来てないみたい。」

S「…A、ごめんね」

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「どうしたの？沙織、急に」

S「私が勝手なことしたから…あんた夜神くんと…」

「もう、やめてよ。元々夜神くんとは何もないんだから」

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笑いながら沙織の方を見ると
沙織はバツが悪そうな顔をした。

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S「…そんなこと言って…辛くない訳無いじゃない」

「…最初はね…でも今は大丈夫よ」

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S「にしてもなんで？夜神くん…急に姿消して…」

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沙織の話す声が遠く感じて行く

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夜神くん…はキラなんだよ沙織

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彼が人殺しをしてたのよ…
正義だって…

犯罪者を裁くのが…正義なんだって

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夜神くんの笑顔が頭をよぎった

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S「ちょ…ちょっとAどうしたのよ…」

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気づいたら涙が出ていた

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「…夜神くん…夜神くん…」

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S「A……そんなに辛いなら…言いなさいよ」

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沙織は私のもとに来て
私を抱きしめてくれた

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本当は気づいてたのかもしれない

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私は…

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夜神くんを失うのが怖いんだ…

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エルを愛するように、

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夜神くんも愛してしまったんだ

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