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「ねえ、なんか欲しいものとかある？」
「え？」
「誕プレ！」
「誕プレ…ねぇ。考えとくよ。」
「あんまり高いものはやだよ？」
「んー、どーしよ？」
顔を見合わせて笑う。
くふふ、と笑う健くんが好き。
こんな風に笑いあえるのが嬉しかった。
「そろそろやりますか。そんな嫌そうな顔しないの！」
「はぁーい。」
しばらくしてまた集中が切れた。
やけに隣の人静か…。
って寝てるし。
ノートの端っこを何故か指で摘んでスヤスヤと。
「けーんくん。」
小さな声で呼んでみるけどやっぱり起きる気配はなくて。
私もぺたん、と机に頭を乗せて健くんと同じ目線になる。
若干口開いてて可愛いな。
男子に可愛いは失礼かな。
「けーんくん。…すき。」
あ、どうしよ、本当は起きてて聞いてたりしたら。
「…なんちゃって。」
不自然かもしれないけどちょっと付け足し。
5分経っても起きない。
そろそろ起こしてあげなきゃな。
本当はもっと寝顔見ていたいけど。
「健くん、起きて。」
「んんー。」
目をこすりながら顔を上げた彼の頬には腕の跡がついてる。
「健くん、ほっぺに跡ついてる。」
「嘘。」
ペシペシ叩いたって治るわけないのにさすったり叩いたり。
気付いたらまた笑っていた。
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郁(プロフ) - オリーブオイルさん» はじめまして！ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです(^ ^) (2017年3月4日 0時) (
レス) id: 32233899f8 (このIDを非表示/違反報告)
オリーブオイル(プロフ) - 好きです。こういう作品 (2017年3月3日 23時) (レス) id: 3abf6edc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁
| 作成日時：2016年6月15日 0時
