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〜25〜 ページ25
「えっ、望くん…?」
「Aちゃん、なんかあった?
なんでも相談乗るって言うたやん。」
こんなこと、言えるわけない。
望くんが好きやなんて…
「なんでもない、大丈夫。」
だから今はほっといてほしい…
「大丈夫なわけないやん。」
「なんで…」
「だってわかるから、Aちゃんの些細な変化が。」
なにそれ、そんなんわかるわけない。
「…好きやから、わかる。」
「そんなこと言わんといてよ、私の気も知らんと!」
好きとか、そんな軽々しく言わんとってほしい。
気持ちがブレるから。
これ以上好きになってはいけないから。
視界がぼやける。
とっさに下を向いた。
こんなとこ見られたくない。
「なんで泣いてんの。」
頭上から望くんの声。
いつの間にか私の近くに来てたみたい。
次の瞬間ありえない景色が視界に広がってた。
顎を上げられたと思ったら唇に広がる熱。
目の前には望くんの整った顔。
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作者名:いーすとぼーい。 | 作成日時:2016年11月20日 0時