63 sideN ページ26
「ニノっ！大丈夫!?」
そう言って駆け寄ってきた翔さんと相葉さんが
俺自身では動かせない身体を抱き起こしてくれた。
二人ともここにくるの嫌だったはすだ。
いつも俺は助けられてばっかりだ。
「っ、あ……潤くんがっ…！」
必死にそう言うと同時に
今まで潤くんの力を吸っていた大野さんが
「あーあ」と言う言葉と共に
ぐったりと動かない潤くんをドサリと床に置いた。
「潤く…」
「行くな、雅紀っ！」
慌てて潤くんの所に行こうとした
相葉さんを翔さんが鋭い声で止めた。
「しょうちゃ……どうして？」
今にも泣きそうな顔で振り返る相葉さん。
「…潤くんをよく見ろ。覚醒が始まろうとしてる」
潤くんの身体はぽうっとした
弱い光に包まれている。
「覚醒した直後の青竜は何をするか分からない。……雅紀、お前に傷ついてほしくないんだよ…っ！」
翔さんが泣いているのを見て、
流石の相葉さんもこっちに戻ってきた。
「…ごめん、翔ちゃん」
相葉さんが翔さんをそっと抱きしめる。
まるで悲しみを分かち合うかのように。
「…あ、潤くんが……」
潤くんを覆う光はどんどん強くなり、
やがて眩しくて目も開けていられないほどの
強い光になった。
「っ…！」
「やっと会えたね、僕の青龍」
そんな大野さんの声がして目を開けてみると
そこに潤くんはいなかった。
……代わりに大きな蒼い、蒼い
しなやかな竜が横たわっていた。
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智帆(プロフ) - 柚華さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張って更新していくのでこれからもよろしくお願いします(^^)！ (2013年8月12日 20時) (
レス) id: c700fbbeef (このIDを非表示/違反報告)
智帆(プロフ) - arashicさん» ありがとうございます！更新頑張りますね(^^) (2013年7月29日 11時) (レス) id: c700fbbeef (このIDを非表示/違反報告)
arashic(プロフ) - 続き楽しみですっ (2013年7月29日 9時) (レス) id: 610d705fa3 (このIDを非表示/違反報告)
智帆(プロフ) - なみさん» コメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ほんとに励みになります！ノロノロとした展開ですがこれからもお付き合いしていただけると嬉しいです♪ (2013年7月25日 22時) (レス) id: c700fbbeef (このIDを非表示/違反報告)
なみ - ついに潤くんが覚醒！これからの展開が楽しみです＼(^o^)／ (2013年7月25日 13時) (レス) id: dd5cf228cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：智帆
| 作成日時：2013年7月5日 18時
