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表情は髪に隠れて見えないけれど。
Aは持っていたトートバッグの紐を
ギュウウっとにぎりしめて、
なんとか立っている様な状態。
驚きよりも怯えや不安さえ感じるその素振り。
…そんなに、俺が怖いのか？
すぐ隣の車道を行き交う車。
その風にのって散るように舞い踊った
髪の中に隠された瞳が
おそるおそる、足元から少しずつ上がっていく。
潤いに帯びたその真っ直ぐすぎる瞳が
俺の双方を捉えたとき
俺の中で、音が消えた。
「_________…翔…？」
俺の鼓膜を揺さぶる声色は
一瞬にして俺の気持ちを震わせる。
Aが目の前にいるっていう歓びと同時に
ずっと心待ちにしていたこの場面が
なんだか現実味がない。
夜の街の静かな騒音が包み込む。
点々と浮かぶ星屑のように
光源が散りばめられた夜霞の中に
ポツリと佇む俺たち。
ドク、ドクと鳴る自分の心臓がうるさいくらいだった。
夜の暗さなど関係なく伝わる
真っ白な肌に少しだけ紅く染まった頬、
潤んだ瞳、艶やかな唇。
今ここにいるAは
すっかりあか抜けて女性へと変貌を遂げていた。
あの頃の幼いAはもういない。
その姿に俺は_________…
『っ…』
なんとかこみ上げてくるこの感情をぐっと抑える。
ジッと俺を見て何も発さず、何も動じず。
魔力にかかったかのように
お互いが動けない、動かない。
目には見えない何かが
俺とAの間に立ちはだかるように
その距離を縮ませない。
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とも(プロフ) - あぁー和くんの天邪鬼が溢れ出てて〜可愛い((＊´艸`)) (2018年9月22日 8時) (
レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - ともさん» ありがとうございます！頑張ります(^-^)/ (2018年9月18日 6時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - ミヤさんこんにちは。Twitterでずーっと拝読させて頂いてました。続きが拝読したくて…こちらでも楽しみに待ってます！ (2018年9月16日 10時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - 瑠那さん» 瑠那さんはじめまして！まだまだ拙い文章ですが読んでいただけて嬉しいです！オムライス…私も食べたくなってきた（笑） (2018年9月7日 21時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
ミヤ(プロフ) - あいさん» あいさんありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです(泣)Twitterでもよろしくお願いします！ (2018年9月7日 21時) (レス) id: e1cb6e805c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤ x他1人 | 作成日時：2018年8月8日 19時
