eternally112 ページ20
ニノside
出番だと言われて5人でスタジオに向かおうとすると、スタッフに止められる。
スタッフ「すいません、Aさんが体調悪いみたいで、一回楽屋に戻ってもらっても良いですか？」
ニノ「Aが？体調悪いの？」
潤「どんな感じ？」
スタッフ「いや、詳しいことは分からなくて。」
マネ「ちょっと様子見てきます」
相葉「翔ちゃんさっき、Aのところ行ってたよね？体調悪そうだった？」
翔「いや、少し元気はなさそうだったけど、、」
智「大丈夫かな」
たぶん、週刊誌のことだろうと察する。
まだAは翔ちゃんのこと好きだって話してたし、二股報道が出て、今まで頑張っていた心が折れたんじゃないかと、心配になる。
Aは1人で抱え込めるほど強い奴じゃない。
10代の頃から、もう30過ぎてる今まで、馬鹿みたいに1人だけを思い続けていたあいつに、
一度は両思いという現実から、失恋という現実に耐えられるわけがない。
抜け殻になるんじゃないかと怖くなる。
みんな心配して、話している時、
Aのメイクのきいが入ってくる。
きい「あ、すいません、ちょっと忘れ物を、」
ニノ「A大丈夫？」
翔「体調どう悪い感じ？」
みんなの視線がきいに集まる。
きい「あ、いや、んーー、私にも詳しくは話してくれなくて、でも、何かすごく辛そうで」
翔「俺、ちょっと見てくる」
ニノ「ちょっと待って、翔ちゃん」
Aの楽屋に行こうとした、翔ちゃんを俺は引き止める。今、行かせるのは違う、そう思った。
翔「え、」
ニノ「今は、きいに任せよう」
潤「それがいい。俺らはここで待とう。」
相葉「うん、何かあったら教えて、きいちゃん。」
きい「わかりました。」
智「、、A、」
何となくみんな、Aの気持ちを予測しているようだった。
結局、Aを幸せにするのも、苦しめるのも、翔さんだけ。
何で、Aだけを幸せにしてやらないんだ。
何で、あの2人は普通に幸せになれないんだ。
何で、翔ちゃんはAを手放すんだ。
Aだけを見ていてくれないんだ。
そんな感情が湧き上がる。
ニノ「翔ちゃん、」
翔「ん？」
ニノ「Aに余計なこと話したり、余計なことするのは、やめた方が良いと思う。」
翔「余計なことって、」
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
