eternally89 ページ45
ごめんという言葉に、全ての答えが詰まっていて、切なくなる。
内緒で付き合うとか、そういう結論にならないのが
彼らしい。
そう、思った。
私たちが付き合うことで、
私が嵐でいられなくなる、だけじゃない。
色んな人に迷惑をかけて、
色んな人を裏切ることになる。
そのことを、
その現実を、
しっかり見えて行動できるような
翔くんだから、
好きなった。
翔「今日だけ、側にいていい？」
A 「、うん。いて欲しい。」
翔くんに抱きしめられて、
翔くんの気持ちが知れて、
嬉しくて、幸せで、愛おしくて、
切なくて、悲しくて、苦しい。
そんな感情をお互い共有し合えた夜だった。
_____________
朝、顔や頭に何かが触れて、目が覚める
目を開けると、
目の前には翔くんがいて、
私の頭を撫でていた。
翔「わりい、起こした。」
A 「ううん、おはよ、翔くん」
こんな距離に翔くんがいることが
不思議で、幸せで、
でも、こんな時間もこれで最後。
翔「A、今日何時から？」
A 「今日は午後にマネージャーがくる
翔くんは、もう、行かなきゃ？」
翔「いや、俺今日夜の仕事だけだから、
夕方までに家に帰れれば大丈夫。」
A 「じゃあ、まだ、いれる？」
翔「うん、」
嬉しい。
こうして、
恋人のようにいられる時間も
あと、わずか。
A 「何か不思議。
こうして、いられるの。」
翔「いや、俺も」
ふわ、と笑う翔くん。
いちいち、かっこよくて、寝起きの翔くんは
何回も見たことあるけど、
その翔くんの胸の中にいられるのは初めてで。
優しい優しい、翔くんの顔。
寝転びながら話す私たち。
A 「翔くんの、その顔すき。」
翔「ふは、笑
どんな顔してる？」
A 「メンバーにだけ見せてくれるよね。
その優しい顔。」
翔「優しい顔してる？」
A 「してる。」
翔「はは、笑」
気持ちが溢れ出して、
切なくて、涙が出そうになる。
涙を見られたくない。
そう思って、翔くんに抱きつく。
翔くんも、優しく抱き返してくれて、
好きが、溢れ出る。
A 「好き。」
翔「うん、、俺も。」
しばらく、
お互いの存在を確認し合うように
触れ合った。
朝日がカーテンの隙間から漏れて、
のんびりした時間が心地良い。
ふと、
A「何か、嵐の曲が思い浮かんだ。」
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
