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隣にいるカズにぃの制服を
ツンと引っ張ると
"ん？"って顔をして耳を近づけてくる。
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「・・カズにぃ・・、楽しみなの？」
和也「なにが(笑)」
「が・・学校案内だよ。」
和也「そりゃね。」
「吉野先生だから・・？」
和也「うん(笑)」
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カズにぃだけに聞こえる声で聞いてみると
私の欲しくない答えを返してくるから
ちょっと・・
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何と言うか、
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ウッと、苦しいような、痛いような・・、
言い表せない感情になった。
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智「そうだ、今日ﾊﾙｶちゃんは？」
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パクっと玉子焼きを口に放り込んだ途端、
隣で大野先輩が小首を傾げて問う。
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「あっ・・ﾊﾙｶは、何か用事あるって言ってました。」
雅紀「そうなの？」
潤「どうしたんだろうね？」
「・・朝からちょっと気になること言ってたんです。」
潤「何て？」
「いや・・よく分からないんですけど・・、」
翔「うん。」
「・・吉野先生が・・どうとか・・。」
智「へぇ・・」
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本当今更だけど・・、
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なんか
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私、この5人と一緒にいつも居て、
女子生徒に嫌がらせされたりしない事が不意に不思議になる。
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だって
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こんだけモテる5人と
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私、って。
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ﾊﾙｶとか
吉野先生が一緒に居ると
本当、相応しいなって思うけれど
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私とこの5人じゃ
ちょっと・・
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いや・・・・、
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かなり変。
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途端にそう思ってしまうと
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この5人と並んでいるのが
恥ずかしくなってしまう。
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申し訳ないような・・、
そんな気持ちになるのが
すごくイヤ。
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作成日時：2012年4月7日 12時
