道端38 ページ38
あなたside
.
顕嵐『やっぱ…会いたい』
電話口から聞こえてくる
顕嵐くんの寂しそうな声
私だって会いたいけど、
こんなの我が儘だもん
「私だって…会いたいよ」
顕嵐『じゃあ、会わない？』
「無理だよ、こんな時間から」
顕嵐『そういうのは窓の外を見てから言ってくれない？』
は？
言われてる意味が分からなかったけど
今電話してる自分の部屋から窓の外を見た
そこには携帯を耳に当て、
私に手を振る顕嵐くんの姿が
会いたい気持ちが抑えられなくなって
コンビニに行くと言って家を飛び出した
「何で、こんな時間に？」
まさか、家の前にいるなんて
思ってなかったし
さっき電話口から聞こえた靴の音は
歩く音だったのか
顕嵐「会いたい気持ちが抑えられなかった」
勢い余って抱きつきに行った
それでも、コンビニに行くしか
言ってないからタイムリミットは近付いてた
気持ちを抑えて抑えて抑えまくって
自分の体を無理やり彼の体から離す
顕嵐「は、？」
「…コンビニ行くとしか言ってないから時間が…」
顕嵐「じゃあ、お別れのキス、しとくか？」
「…うん」
唇同士が軽く重なった
顕嵐「じゃあ、また…今度、な」
静かに頷いた
涙を抑えるのに必死過ぎて
声が出ない
顕嵐「大丈「大丈夫！大丈夫だから！心配しないで！」
そんな食い気味に言っても
心配かけるだけなのに
顕嵐「じゃあな」
背中を向けて
歩きだそうとする姿を止めた
「顕嵐くん！」
顕嵐「ん？」
彼に近付いて頬にキスを落とす
「サマステ、頑張って」
顕嵐「あ〜もう！帰りたくなくなるじゃん！」
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なっちー(プロフ) - はるちさん» そうですよね〜、私の夢が詰まりに詰まった作品になってます笑 (2016年10月10日 16時) (
レス) id: 751f1d3572 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったんですけど、本当にジャニーズに遭遇してみたいですよね(￣ー￣) (2016年10月10日 10時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
なっちー(プロフ) - あべまことさん» そんなこと言っていただけて嬉しいです♪はい！これからもよろしくお願いします！ (2016年7月16日 11時) (レス) id: 751f1d3572 (このIDを非表示/違反報告)
あべまこと(プロフ) - なーぽんさんの小説大好きです！うらつく作者さんのなかで一番大好きです！更新頑張ってください(^^) (2016年7月11日 22時) (レス) id: f007e88290 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーぽん
| 作成日時：2016年7月10日 21時
