最低：最悪 ページ4
宇井「だから座りなさい!!」
あ「おすわりなんて言われて黙ってるわけあるかボケェ!!!!」
私は、いつにもましてデカイ声を出した
まぁ、それもこのカマヤロウのせい
いきなり、おすわりなんて言いやがる
舐めてんのか
ｶﾞﾁｬ
「えーお二人とも？そのくらいに…」
「大人げないね、郡」
突然、部屋に入ってきたのは
男二人組
一人は中年のオヤジ…ちょいはげてる
もう一人は若白髪、そんで眼鏡
こいつらも捜査官か…？
「やぁ、俺は篠原、んでこっちが有馬」
あ「……あっそ」
私は立っているのにも疲れたので、わざとらしく音をたてて座った
イスがギシッと鳴った
宇井「……篠原さん…この子、施設から追い出されちゃったみたいで…」
あ「ちょっと、追い出されたってなに？私が悪いことしたみたいじゃん」
まるで私が悪ガキのような言いぐさ
身体にキズがあるだけでこうなる
篠原「あぁ…その事なんだけどさ」
有馬「次の場所が見つかりそうにもないし、たぶんこの子の年だとどこも後回しになるからさ」
私の年…まぁ確かにそうだよな
16にもなれば、どこも優先順位下げられて
私の居場所なんて消えてくんだ
でも、それも慣れっこだし
どうせなら、一人暮らしも悪くない
宇井「……じゃあ
私が引き取ります!!!!」
あ「それ遠回しに死ねって言ってんの？」
カマヤロウが、急に篠原とか言う人の方に向かってそう言った
私は、それ以上迷惑なことはないし
コイツだけは勘弁だと思った
篠原「ありゃ、そっちから言ってくれたか…」
有馬「手間が省けましたね」
二人は顔を見合わせて、苦笑い
宇井「……よし!!
君を更正させてみせるよ!!Aちゃん!!」
ビシッと指を指された
その目には、輝きしかない
あ「今遠回しに悪ガキだって言われた」
これが、私の
最低で、最悪
でもないかもしれない生活の始まりだった
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裕璃氷＠ＣＬ(プロフ) - 碧姫(*^.^*)さん» ありがとうございました!!これからも頑張らせていただきます!!(о´∀`о) (2015年11月13日 16時) (
レス) id: aae3b068fb (このIDを非表示/違反報告)
裕璃氷＠ＣＬ(プロフ) - ぱぴこさん» そ、そんな、私は紙作品しか作れません…!!ありがとうございます!!これからも頑張らせていただきます!! (2015年11月13日 16時) (レス) id: aae3b068fb (このIDを非表示/違反報告)
裕璃氷＠ＣＬ(プロフ) - 歩未@黒バス☆テツ君大好きさん» はい!!全然大丈夫です!!お待ちしております!! (2015年11月13日 16時) (レス) id: aae3b068fb (このIDを非表示/違反報告)
碧姫(*^.^*) - 完結おめでとうございます♪とても面白い作品でしたぁ！♪ (2015年11月12日 21時) (レス) id: c0db0d727b (このIDを非表示/違反報告)
ぱぴこ(プロフ) - 完結しちゃったのが残念です！でも、おめでとうございます！郡さん関連の作品で初めて読んだのがこの作品だったんですが・・・・。「なんだこの神作品！！」と思いました！文章はうまいし・・・！読んでて本当に楽しかったです！完結、おめでとうございます！ (2015年11月11日 21時) (レス) id: fd306d3bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕璃氷
| 作成日時：2015年9月14日 21時
