二十九撃目 ページ30
什造「……Aさん」
あ「あ、什造くん」
話しているところに
什造くんが出てきた
什造「ごめんなさい…僕のせいで」
あ「大丈夫、かすり傷で済んだし、
でも、これに懲りたらもう会議抜け出さないでよね」
什造「はい……!!」
什造くん、分かってくれたかな…?
什造「明日から会議参加します!!」
分かってないな←
いや、今日もう会議ないならいいけどさ
不安だな…
有「よし、じゃあ仕事戻るね」
郡「え、あ、もうこんな時間!!
じゃあまた来るから、それまで休んでるんだよ!!」
あ「はい」
そっか仕事か
私は……ここにいればいいのか
郡さんオカンみたい←
有「じゃあねA」
あ「はい、ありがとうございました」
什造「僕も行くです、Aさん、ありがとうございました」
あ「え、うん、バイバイ」
なんでお礼されたんだろ…
まぁいいや
私は読み途中の本を取りだした
ひとりになった部屋は静かで、ページをめくる音しか聞こえない
プルルル…プルルル…
ふと、電話がなった
あ「……っと、有馬さん?」
着信画面には『有馬さん』の文字が
ピッ
あ「もしもし」
『あ、A?
机の上に貸してもらってた本置いといたから』
あ「本…あぁ、あれですか」
確かに、机の上に私が有馬さんに貸していた本があった
『うん、ありがとね、中々面白かった』
あ「それは良かったです」
『じゃあね、ゆっくり休んでね』
あ「はい、お手数お掛けしました」
あんまり長電話にしたらダメだよね
お仕事だし、有馬さん
あ「じゃあ、ありがとうございました」
『うん』
あ「切りますね」
『あ、待って、俺から切る』
あ「……どうぞ」
変な人だ、やっぱり
『本に挟んである紙、見といて、じゃ』
あ「え?紙、……切られた」
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MM氏 - 名前の所?が、「あ」になっていて主人公と重なって…期待しています!w (2016年7月24日 10時) (レス) id: 5b8b2d2e30 (このIDを非表示/違反報告)
裕璃氷@CL(プロフ) - 佑花さん» おぉ…!!とても嬉しい感想ありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2015年9月23日 17時) (レス) id: aae3b068fb (このIDを非表示/違反報告)
佑花(プロフ) - こんにちは!作品拝読させて頂きました。有馬との日常がとても暖かくて面白くて素敵な作品でした!読後もモヤモヤした感じは一切なく、心がホワホワする様な感じでした!ずっと大好きな作品です!ありがとうございました。 (2015年9月23日 11時) (レス) id: 9814cfcc25 (このIDを非表示/違反報告)
裕璃氷@CL(プロフ) - りんご姫さん» ありがとうございます!!すいません、commuできないんです、親のパスワードがないと…ほんとすいません!! (2015年8月26日 19時) (レス) id: aae3b068fb (このIDを非表示/違反報告)
りんご姫 - 裕璃氷さんの作品はやっぱり最高ですね!実は友希したいんですが…是非考えておいてください! (2015年8月26日 12時) (レス) id: c8a547c079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:裕璃氷 | 作成日時:2015年6月8日 21時