お姉ちゃんなんて…大嫌い2

Part41 ページ13

私は、目を覚ました。

アレ…?私寝てたの?いつの間に…?

ゆうた「先輩起きましたか?」

『ゆうたくん…私いつの間に…。』

えっと…。ゆうたくんとお話してる途中
泣いて…。ゆうたくんに慰めて貰ってる途中
寝たんだ…。

『ごめんね!迷惑掛けたよね!!』

ゆうた「そんな事ないですよ、俺もありがとうございます」

そう言い微笑むゆうたくん。微かだけど
目が赤い…。
泣いたのだろうか。

ゆうた「俺こそみっともない姿みせて
すみませんでした。」

申し訳なさそうに謝るゆうたくん。

『そんな事ないよ!!ゆうたくんの本当の気持ち聞けて良かったよ』

今まで言えなかった本当の気持ち。

不謹慎だけど、私は聞けて良かった。
心の奥にあるモヤモヤ。
それを吐き出せなくて苦しんでいた。
苦しんでいる人が沢山いる。

私は、少しでもその人の力になりたい。
私も同じ思いをして来たこそ…
その人に寄り添い力になってあげたいんだ。

ゆうた「A先輩…本当に…ありがと…」

そう言い私の肩に顔を埋めるゆうたくん。
今度は、私の番だ。
私がゆうたくんの力になってあげる番だ。

『無理しないで…泣きたい時は、沢山泣くんだよ…』

ゆうた「さっきとは、逆ですね…」

私もゆうたくんがしてくれた様に
背中を優しくさする。

ゆうたくんの肩が微かに震えている。

今まで泣けなかった分今此処で
沢山泣いてね…。



君が少しでも…楽になれますようにーーーー。

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