転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍８[stpr]

発狂376回目 ページ43

Aside


愛「んじゃ夜ふかし〜！」
『んじゃ寝るぞ』
愛「あはは…言われると思ってた(笑)んじゃ〜おやすみー」



布団を頭まで被って寝た
ほんと、気の利く奴…



---当時刻---



さ、行こ
トイレに行くふりをして部屋から出る
そして、廊下の窓から下に飛び降りて向かう



さ「……」



向かうと、さとみ君が先に待っていた



『さとみ君…』



こっちに気づいたさとみ君
姿を見ただけで涙が込み上げてきて、さとみ君に飛びつく
その私をさとみ君は受け止めてくれた



『さとみ君！！ごめんなさいっ……私…酷い事言っちゃって…』



涙をボロボロと零す私を強く抱きしめてくれる



さ「ごめん…本当にごめんな……。最悪な事言っちゃった……本当にごめん…！！」



さとみ君も泣いている



『ﾁｭｯ』
さ「え…//」



ほっぺにキスをする



『仲直りのちゅー…//』
さ「A……」



思いっきり唇を押し付けられる
いつもなら抵抗して当たり前だけど、今回ばかりはそのまま受け止めて頭を撫でる



さ「A…大好きだよ…」
『私も…大好きだよ…』



仲直り…
出来て…よかった……









仲直りも無事出来て、また明日ね！と別れたその時だった



さ「Aッッ…！！」



目の前にさとみ君…では無く___知らない男___



『！？誰っ…』



夜で誰も外にいるはずもなく、気配も察しやすいのにわからなかった



「……」



全身黒のマントを羽織っている
怪盗キッd((が来ているようなやつの黒バージョン



さ「Aっ…」



両手をあげて私武器持ってませんアピール
向こうは私だけが目的だろう
さとみ君には目もくれない



『っ……』



おでこに銃を突き刺される


誰も言葉を発さず、ただ静か
聞こえるのは、風が木の枝を鳴らしている音だけ
　


黒いマントを羽織ったその男は、胸ポケットから1枚の写真を取り出して私と写真を何度も見比べる
寮の裏は森で外灯と人通りが全くない



男が写真を胸ポケットに戻そうとしたすきを見計らって蹴り上げようとした



『ぅ…くっ…』



あげた足は男に掴まれ、体ごと地面に叩きつけられる



さ「Aっ…」



銃が私に突きつけられている以上、さとみ君もろくに動けない
はずなのに…



さ「ｶﾊｯ…」



突っ込んで男に吹き飛ばされた




こいつ……
反射神経がずば抜けていい
ころちゃんくらいの体型をしているのに、力も強い
体重のかけ方が上手いんだろう


あぁ…
せっかくの林間なのに…

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