転生したら推しが殺し屋になってたマジ卍７[stpr]

発狂291回目 ページ6

Aside


嘘でしょ……？
私、今颯人様に告白された？
いやいやいや、夢だ夢



颯「夢じゃないよ」



エスパー！？



颯「返事は、いくらでも待つよ」
『……わかりました。私がお屋敷から出る日までには、必ず、お返事をさせていただきます』



そして、1日は幕を閉じた
颯人様と一緒にお屋敷まで戻り、私は自室のベッドに倒れ込む



『ふぅ…』



今日1日、るぅちゃんと全く会ってないし、姿すら見ていない




〜〜時は過ぎ金曜日〜〜




颯「明日、だね」
『はい、そうですね』
颯「返事は、明日…になるのかな？」



掃除をしていれば、話しかけられる



『はい。必ず、きちんとお返事をさせていただきます』
颯「お兄さんとは、会ってないの？」
『まぁ…はい…そうですね……会ってません』
颯「もしかしてだけどさ」



何か良からぬ事を聞かれるんじゃないかと感じる



颯「お兄さんに、恋愛感情とかあるの？」



確かに良からぬ事だった



『な！？ないです！//』
颯「ふーん、そっか。ならよかった」



そう言われ、後ろから覆いかぶさるように抱きしめられる



『ちょ！ここ廊下ですよ！？』
颯「僕は君に本気になったから。例え振られるとしても、僕は一生君を愛し続けるよ」



言葉が詰まる



颯「もう就寝時間はとっくに過ぎてるよ？」
『いいんです。今日で最後のお仕事ですから。最後くらいめいいっぱい仕事させてください』
颯「じゃあ、僕の乾ききった心も、掃除してくれる？」
『はい？』



颯人様は、そう言うと私を正面から強く抱きしめる



颯「僕、君が好きで好きでたまらないんだ！お願い、1週間とは言わずに、僕のそばにいてほしい。付き合わなくても、僕の専属メイドとしてずっといてほしい……」



これまたなんと唐突な……



『…申し訳ございません。ずっとお側で使えるわけには行かないのです』
颯「そんな事はわかってる！でも…でも……でも！っ…」



泣いている
あの時のるぅちゃんと同じように



颯「あぁ、ごめんね(笑)僕はこれで部屋に戻るよ。おやすみ、夜ふかししすぎないようにね」



それだけ言って、颯人様は自室にお戻りになられた
私も、もう寝よっかな



『！？』



誰かの気配を感じる
長い廊下の奥の方からだ
私は走った



『誰もいない…』



けど、誰かに見られていたのは確実
変な情報をばらまかれないといいけど……

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