【黒子のバスケ】 〜キセキの世代と天才少女3〜

第９９Q ページ12

貴「何？」
赤「キスとか、そういう事するのが嫌なら場所と人と言葉には気をつけるべきだ。」
貴「何言ってるの？」
赤「俺は男だし、それはあいつらにしても変わらない。」
貴「誰かにも言われたことあるよ。」
大輝だったっけ？
赤「いつまでも理性がもつと思うな。」
貴「…女、だから？」
赤「？」
貴「理性がもたないのは、私が女で征君が男だから、かな？」
赤「………。」
私の質問の意味を考えてくれてる。
あ、分かってくれたっぽい。
赤「…何だその質問は。そんなの見てれば分かるだろう。」
貴「分かってたら聞いてないよ。因みにそうだった場合はちょっと距離置くんで〜」
だって女なら誰でもいいとか、ねぇ？
赤「そうか。悪いが、言えない。」
貴「な…」
責めようかと思ったけど、征君の顔を見てやめる。
てゆかそもそもそういう人じゃなかったね。
貴「分かったよ、聞かない。」
赤「あぁ助かる。」
貴「でも、ちょっといい？」
赤「何だ？」

ぎゅぅ

征君を抱き寄せる。
赤「!?…何かあったのか？」
貴「何も…。あーでも良かったぁ。征君達が女なら誰でもいいとか思ってなくてー。」
赤「当たり前だろう。」
何にしても当たり前と答える征君であった。


あぁ、なんだろうな、この感情。
モヤモヤする…。
告白、されるよねぇ、やっぱ。

これって嫉妬かなぁ？
でも涼太が他の子の所で歌ったって言ったときも割とイライラすたんだよね…。
貴「ねぇ、涼太ってカラオケ他の女の子達と歌ったんだよね？
やっぱ涼太は女なら誰でもいいのかな？」
赤「アレを本気にしたのか？」
貴「ん？嘘なの？」
赤「あぁ。」
何で嘘つく必要あったんだろ？
赤「わからないか？」
貴「うん。」
赤「そうか。」
貴「征君はわかるの？」
赤「あぁ。あと他の奴らもわかるだろうな。」
貴「何で？」
赤「秘密だよ。」
貴「ふぅん？」
何となく嫌がらせで更にキツく抱きしめてみた。
赤「言っておくが嫌がらせになってないぞ？」
貴「ふぅん…」
赤「…涼太が好きなのか？」
貴「違うよ。皆同じ位好き。友達として。」
赤「…まぁ、いい。」

あぁ、そうか。

貴「私は独占欲強いのか…。」

仲良くなりすぎたかなぁ？
でも、今が楽しいから、許してね、＿＿＿。

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