【ヒプマイ】白膠木簓さんの妹

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？｢確か…シンジュク駅前でお会いしましたよね…？その時何かを拾ってくれた記憶があるんです…｣





『…ん？』





？｢…あ……ひ、人違いかもしれないです…！すみませんこんな喋っちゃって…｣





『…あ、確かにそんなようなことした気がしてきました』




？｢っで、でしたよね…！と、とりあえずそこのベンチ座っててください。話はあとです…！｣





『えぇ…いいんですか…おおきに…』







えらいええ人…驚いてしもうた…


シンジュクの人やったかな…せやけどなんでオオサカに…


名前もわからんな…後で聞いてみよ


ーーーー


？｢お金はもう病院の方で払われてたそうですね…とりあえずこれ…薬です｣




『あぁぁほんまにありがとうございます…』





？｢じゃあ僕はこれで…｣





『あっ、あの…お名前、なんでしたっけ…』





？｢名前…？か、観音坂独歩です。｣





『観音坂さん…！そうや確かにそんなような人おったわ…』





観｢あ、の…あなたはオオサカディビジョンの白膠木簓さんの妹さん…でしたよね？｣




『そうですそうです、白膠木Aです。よう覚えとってくれて嬉しいですわ』





観｢まさかこんなところでお会いするとは…確か…一二三の…あ、俺の友人の何かを拾ってくれましたよね…？｣






『なんやったかな…あ、財布？』





観｢…そうだ…！あの時は本当にありがとうございました…！｣





『拾っただけですよ…』




観｢っああ、すみません…具合があまり良くないんでしたよね…喋らせてしまって…｣






『そんな、全然大丈夫ですって』





確かに忘れとった…

あぁそう思うたら頭がクラクラしてきた…




観｢あ…あの、僕こういう仕事してます…｣





名刺…？





『あ、わざわざありがとうございます。記念にもらっておきますわ』




観｢な、なんとなく渡しておきます。｣





『そんじゃあ、おおきに…！色々とお世話になりました。またどこかで』





観｢あ、はい…！｣







観音坂さん、ね。


これも何かのご縁や。大切にしとこう。

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