ゲーム実況、始めました。【キヨ。】

私と4人 ページ29

「Aさん？」

『はい。』



今はテストプレイ中。


「早くないっすか？」

『すぐやられました。』

「え、ラーヒーですよね。」

『そうそうそう。』


人狼はヒラさん。

ヒラさん以外は全員クルーで、後1人やられてしまったらヒラさんの勝利になる。


「これラーヒー不利かな。」

『でも人狼2人だと今度はクルー側が不利ですよね。』


打ち合わせもかねて、2人でそんなことを言いながらタスクをこなす。



「俺おわった！俺おわった！」

こーすけさんが逃げ回りながらそう言う。


『やばいやばい。』

「よし！俺も終わった！！」


フジさんがそう言って、私達の勝利に終わった。



「じゃあ、今から録画するわ。」

キヨさんが動画モードに入る。


『はい。』

全部で5戦。


最後の1戦は人狼2人でしてみることになった。


相変わらず、プレイ中もミュートにはせずに話したい放題。




「俺、クルーかー。」

「いや、言うなよお前。」

キヨさんがそう言って、こーすけさんがつっこむ。



実際は私とキヨさんが人狼。



「これ、やばくない？」

『やばい。』

今、4人が同じ場所にいるので私たちはとてもやりにくい。


「これさ、今フジだけいなくない？」

「え、みんなどこいんの？」

「いやー、フジ怪しいね。」

ヒラさんもそう言って、フジさんに疑いがかかっている。




「いくか。」

キヨさんがそう言った瞬間。


「うわああああああ！」

「はいー。」

『おおお。』


キヨさんがこーすけさんを手にかけて、私達が勝利した。



「...みんなひどいよ。」

「ごめんね？フジ。」

「いや、お前が悪いよ。」



ヒラさんとキヨさんがそう言って、私とこーすけさんで笑いながらゲームを終えた。

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