検索窓
今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:56,730 hit

IDと思い出 ページ30

『じゃあ...。』


これで一旦、某人狼は終了。


私とキヨさん以外、チャットを閉じていた。




「Aさんって、あの店員さんと知り合いなんですか?」

『え?』

「いや、なんか腕つかまれたりとかしてたから、」


知り合いじゃないのに腕つかむとかないかなって...。と言いながら話すキヨさん。



『...なんか見覚えはあるんですよね。』

「え?そうなんですか。」

『でも誰だったかは思い出せなくて...。』

そう言って、IDを渡されたことを話す。




「それって、」

『字もなんか見覚えあって...。』

「...そうなんだ。」

『誰だったかな...。』

そう言いながら私は店員さんの名札を思い出す。



『...あ!!!』

「え、どうしたんですか?」

『あの店員さん、私の好きだった人だ。』

「...え!?」

すごく驚いた様子のキヨさん。



「Aさん、好きな人とかいたんだ。」

『いや、中学生のときとかですけどね。』

「...で、告白とかしたんですか?」

少し低くなった声色でキヨさんが訪ねる。



『うーん、3回くらい?』

「さ、3回!?」

『全部振られましたよ笑』

「いやいやいや、すご。」

『...でも世間って狭いですね。』

「...。」

『地元から上京してきたのにいるんだもん。』


そう言いながら、私はメッセージアプリにIDを打ち込む。




「...その人のこと、今も好きなんですか。」

彼と視聴者→←私と4人



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
243人がお気に入り
設定タグ:実況者 , キヨ。 , ゲーム実況者   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ココア好きな人 - ふみさん» ありがとうございます。ぜひこれからも読んでくれると嬉しいです。 (2021年2月17日 22時) (レス) id: 6c1b48cd39 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 続き楽しみにしてます!2人の恋が叶うと嬉しいです! (2021年2月15日 1時) (レス) id: 1952f281b1 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ココア好きな人 | 作成日時:2021年1月28日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。