甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】 (ページ10)

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Sweet...60 ページ10

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裕翔「そろそろ出ようか。」

あ「そうですね。」

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裕翔先輩は鞄をひょいっと軽く肩にかけると、

店を後にする。

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ん?あれ……

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立ち止まると、裕翔先輩も同じく立ち止まる。

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裕翔「Aちゃん?」

あ「あの、お会計…………」

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裕翔「さっき払っておいた。重いﾀﾞﾝﾎﾞｰﾙ箱を運んだご褒美。

ちょっとｶｯｺつけすぎたかな。」

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裕翔先輩はそう言って、笑った。

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ｷｭﾝ――――……

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また胸が高鳴った。

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いつ支払い……全然気がつかなかった。

ｶｯｺつけすぎただなんてとんでもない。

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ｶｯｺｲｲ人がすると、ｶｯｺつけすぎた何てならない。

それがいつも当然のごとくやってるように感じる。

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裕翔先輩はいつもこういうことをｻﾗｯとしてるんだと思う。

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あ「やっぱり、裕翔先輩は優しいですね。」

裕翔「そう?」

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あ「本当に昔から優しいです。」

裕翔「え?」

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あ「裕翔先輩は覚えてないと思いますけど……

入学したての時、私と先輩……会ってるんです。」

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その時からずっとあなたを想ってるんです――――……

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