【歌い手】超最上階級に、大好き【日替わり】

8種類の結果パターン

超最上階級の君 - 2024年4月19日

超最上階級の天才


〜




「そう!!やったじゃんYOU、この正解率なら絶対点数良いって!!」


「えーそんなこと天月先輩に言われてもぉ〜天月先輩の言う良い点は取れないですぅ〜」


「言ｗいｗ方ｗ

いやいや、でもマジだって!!YOU、科学の、特に天体は得意みたいだし!!」


「きゃっ、ちょ、……//」





くしゃくしゃっ、と髪が撫でられれてる。

いかにも自然で

いかにも拒絶できない絶妙の



「天月先輩はやっぱり、教えかた本当に分かりやすいです」

「マジで〜?嬉しい!!
天文は俺も好きだよ、何てったって名前だからね〜」

「あ、ホントだ!!改めて良い名前ですよね、天月先輩……」



ぱたんぱたんと問題集を閉じ鞄に仕舞い、教室を出る。
やっと最上階へ向かう。



「天月先輩ってつくづく色んなこと知ってるし思い付くし、頼りになりますよねぇ……」

天月先輩の使用教室から最上階までの最短ルートをたどって階段を降りながら話す。



「それでも頼りにしてくれないのがYOUだよ…」

「そ、そんないつもいつも頼りに」


後ろ(私の方向)を向きながらゆっくり階段を降りて言う先輩を否定


「出来ないの?俺頼りない?」

「ち、違いますー!!
もー、そういうことじゃなくて…」



して、前方を歩く先輩に近づこうと身を乗り出した

――…ここが階段と言うことは把握してたのに、少し目測を誤って



「やっ……」

「YOU!!」


足がずるり、と変に感触を伝えて、視界がガタリと落下した。

目を瞑っても痛みの想像はできないまま、短い時間が経った。



――…嫌な鼓動を鳴らす心拍と呼吸を合わせながら瞼を上げれば



私の腹部を押さえた腕が目に入る。




「せん、ぱい…」


「――っ…大丈夫…?」



助けてくれた先輩は、私の体制を建て直す手伝いもしてくれた。

お礼をしようと向き合えば、何故かその気がなくなって
代わりに、うるさい鼓動だけやけに気になるようになって



「YOU……?」

――先輩が、キラキラして見えて

何で、待って


焦りの声を聞かない鼓動
――もしかしてこれって…



「吊り橋効果、って言うんだ。」

「え…?」

「ロミオとジュリエット効果、とかも言うけど
危険本能の緊張と恋の緊張を間違える心理現象だよ。」


――な、んだ

……そんな現象があったとは



「さ、ほら、向かお」


でもちょっと残念、なんて思ってない



〜


天「コメと評価して、ね?」

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