甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】 (ページ39)

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Sweet...89 ページ39

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私が大丈夫って言ったから、

裕翔先輩は勉強を教えた。

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なのに、その光景を間近で見たら

やっぱり耐え切れなくて…………

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最初から大丈夫じゃないって

分かっていたのに…………

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飛び出す形で図書室出てきちゃって、

裕翔先輩、変に思ったはず。

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あ「嫌われちゃったかな………………」

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涙は少しでも溢れだすと、中々止められない。

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自分の机に涙が落ちぬように、手の甲で涙を拭っていると

誰かが私の前の席に座った。

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あ「裕翔先輩……………」

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裕翔「帰るって言って、教室にいるんだね。」

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裕翔先輩の大きな手が、私の頭を優しく撫でる。

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必死に止めていた涙が、また溢れた。

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裕翔「Aちゃん、どうして…………」

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あ「ご、ごめんなさい…………

また、幸せすぎて…………だから、だから…………」

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自分で自分に嘘をつくのは辛い。

もう、限界に近かった。

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裕翔「何言われても俺は大丈夫だから、

ゆっくり言ってみて?」

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