甘いｷﾐとの始まり。-Part.2-【名前変換】 (ページ32)

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Sweet...82 ページ32

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結奈「A、裕翔先輩が廊下で待ってるよ。」

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ｸﾗｽの男の子に裕翔先輩と付き合っていることを指摘され、

暫くそのことについて話していると結奈が耳元でそう言った。

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「裕翔先輩って、本当いい人だよな。」

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男女ともに認める人気者の先輩。

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「裕翔ー、ﾊﾞｲﾊﾞｲ。」

「今度また勉強教えてよねー。」

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裕翔「了解。じゃぁ、また明日学校でね。」

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私の隣にいるのは裕翔先輩で、

私の彼氏なのに…………

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ここのところ毎日そう思ってばっかり。

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裕翔「Aちゃん、昨日から

元気ないみたいだけど……具合でも悪い?」

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裕翔先輩は優しい。

どんな私に対しても。

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嬉しいはずの優しさは、

嬉しかったはずの優しさ。

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優しいことが嫌なわけじゃない。

裕翔先輩の優しいところは大好きなの。

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それが裕翔先輩に惹かれた理由だから。

だけどね…………

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あ「大丈夫です。全然元気ですから!」

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その優しさは同時に私を不安にさせるのも

分かってほしいです。

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