上杉告白大作戦！ (ページ2)

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「付き合わせちゃってごめんね。えと、その…恋のことなんだけど…。」

そう言って私が照れてる横で翼のこめかみがピリッと動いた。私はそれで言葉を続けた。

「単刀直入に言うと、私、上杉君のことが好きなの。で、告白したいんだけど、どうすればいい？」

早口で言い終わった後、とてつもない羞恥心に襲われた。ああ、名前は伏せとけばよかった！

翼の様子を伺うと目に影を落としていたが、私が見ていることに気がついてすぐに顔をこちらに向けた。

「アーヤって、自分から告白したいタイプなんだ。」

え、それっ？私は呆気に取られてたけど、急いで言いたい言葉をまとめてから口を開いた。

「そういう訳じゃないよ。もちろん、男の子から告白してくれる方が嬉しいし、理想かもしれない。でも、上杉君が私を好きなはずがないし、ましてや告白なんかあり得ないから。だから、私の気持ちを知ってもらうには私から告白しないと。」

翼はそれを聞くと、ニヤッと悪戯っぽく笑った。

「アーヤ、自分が告白する前に上杉の気持ち、知りたくない？」

私は急いで知りたいと言った。

すると翼は驚くべきことを口にした。

「じゃあ、上杉告白大作戦やってみない。」

はあああああああああああああああ！？