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私は気づいてしまった。上杉君へ向けるこの感情の正体に。
最初は本当に些細なことだったの。カッコいいなって。でも、過ごす時間が長くなるうちに見惚れることが増えたり、運命を感じたり…。いつのまにか好きになってたんだ。
この恋の相談を翼にしてもらおうと思うの。だって翼って何でも知ってるイメージがあるし、的確なアドバイスをもらえそう。秀明だったら皆に会ってしまう可能性があるから、実は今日、体育館裏に呼び出しているんだ。
うーん、ドキドキする。でもこのドキドキは上杉君とは違うんだ。上杉君のドキドキは胸が苦しくってきゅうってなるの。これが恋なのかな。
そんなことを考えてるとこちらに向かって翼がやってきた。
「おまたせ、アーヤ。」
私は無言で首を振る。
「アーヤが相談って珍しいね。何かあった?」
そうやって気を遣ってくれる翼はすごく優しい。その優しさに感謝しながら私は口を開いた。
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作者名:たちばなあや | 作成日時:2018年4月23日 18時