遥伸 / まだ 、 ページ8
フクジュソウ / 幸せを招く 、永久の幸福 、悲しき思い出
時計の針を狂わせたあの日の記憶 、ばらばらになった4人の足跡 。それぞれがそれぞれに 、離れていった遠い昔の 、いつか 。
2人の友情も 、永遠だと思っていたのに 。
あの頃がずっと続くんだ 、そう直感的に思っていた 。実際は 、違ったけど 。
文化祭で出会って 、高校になったら大体の時を一緒に過ごして 。笑って 。
「 友達みたいだね 」
「 楽しいなぁ 」
「 僕の方が .. 嫌だよ 」
「 こんなふうになりたくなかった 」
とめどなく溢れる涙を零し切ったところで戻らない後悔 、悲しい記憶 。
頼りない先輩ではあるけれど 、生きていく上で救いだった 。
「 ええと .. コノ .、ハ .. ? 」
「 助ける .. 絶対に 」
「 シンタロー 」
もう形も変わってしまったけれど 。
記憶もどこかに置いてきてしまったけれど 。
いつまでも俺たちは 、友達だった 。
出会いは最悪だったけど 、悪いことばっかじゃなかったなって 。
いつかの君とまた笑えるように 。
ずっと 、待ってるから
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作者名:映 | 作成日時:2018年9月24日 2時