探偵チームKZ〜夏の旅行は知っている〜

＊ 王様ゲーム 〜1〜 ＊ ページ14

くじをみんなで引いたんだ。

ドキドキしながら開いたら、3番だった。

王様は〜・・・黒木君だった。

なんて命令するんだろ、ちょっと怖いかも。

「 じゃあ、2番と4番。2番が4番に壁ドンして、4番が2番に告白すること。 」

ホッ！危ない〜良かった、当たんなくて。

手を上げたのは、翼と若武だった。

わっ！新鮮な組み合わせだな〜♪

2人の顔は真っ青。確かに、男同士だもんね。

ちょっと嫌かも。黒木君はニヤッと笑った。

「 王様の命令は、絶対だろ？2番はどっちかな？ 」

翼だった。って事は、若武が4番って事？

「 おい、早くやれよ〜！」

上杉君が急かした。しょうがなく、2人は壁の方に移動した。

少ししてーーーー・・・

ドンッ！

はわわわわ！私が若武じゃなくて良かった！

恥ずかし過ぎるもん！あんなのっ！！

「 ねぇ、告白はまだ〜？ 」

忍が急かした。

しょうがなく。

「 俺は、お前の事が好きだ！付き合ってくれっ！！ 」

シーン………

上杉君がニヤニヤしながら、スマホの画面を見せた。

「 おい、お前ら。今の様子、動画に撮ったからな〜。これ、公開しても良いんだぜ？ 」

2人は、目をまん丸にして驚いた。

黒木君がこう言った。

「 へぇ、それは面白いね。上杉、公開しても良いぜ？ 」

翼と若武は、崩れた。

可哀想に、クスクス。



続く

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