8.もふとの新生活 ページ10
家に帰って私はすぐに眠ってしまった。
そして翌朝、ぱっちりと目は冴えていて、コートを着て、自転車に乗り込む。
今日は昨日の夜に比べてはあったかいけれど、突き刺すような北風と、凍える寒さに変わりはない。
キキーっ、と特有の自転車のブレーキをかけてもふもふを探す
草むらから出てきたもふもふはやっぱり寒そうだった。
前カゴに入れてからまた家へ戻る
「もふー？ほら、おいで？」
お風呂場にもふもふと入ってから、シャワーをぬるま湯にして、もふもふにそーっとかけてあげる。
はじめはビクビクしていたが、ものの数分で慣れたのかじーっと固まっている
はじめは茶色い水になって流れていたが今は透明に近い
昨日買っておいたペット用のシャンプーをつけて洗う
「真っ白！」
「にゃー」
ぱっちりお目めのもふもふに赤色の首輪をつけてあげると、首輪についた鈴を嬉しそうに鳴らしながら、狭い私の部屋をぐるぐると走り回る。
「さ、引越しの準備をしますかー」
明日引越しの予定の私はもふもふのためのゲージやリード専用のダンボール一箱、私の服などが二箱、さらに食器や本で二箱、ベットと机などは引越し業者さんに手伝ってもらう
(冷蔵庫などは完備)
…が、ダンボールの中身などを片付けるのはもちろん私だけだ。
「一人では無理。無理じゃないけど無理。」
もふもふも「そうよそうよ！」(女の子なのか男の子なのか知らないからとりあえず女の子設定)と言うようにニャーニャー鳴いてくれる。
「賛同してくれてありがとー笑」
首元を撫でるとぐるぐると言って気持ちよさそうに目を瞑る
「…お散歩行く？昨日の人に会えるかもしれないしね！」
側から見ると独り言が多い変な人にしか見えないけれど、もふもふは私に擦り寄って甘えてくれる
そしてそのあと、私と彼の距離がぐんと縮まるある出来事が起きる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 346人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すばる - 頑張れ!!ふわふわしてて凄く自分好みな作品です!! (2019年12月6日 17時) (
レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます！ (2018年12月11日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - なたでここさん» お久しぶりです！おめでとうございます！！お忙しいのに読んでくださってありがたいです...。頑張ってください！！(*´ω`*) (2018年11月25日 13時) (レス) id: 1226b88d7f (このIDを非表示/違反報告)
なたでここ(プロフ) - こうちゃさん» わぁ一年ぶりですっ！無事に合格して大学生やってますっ！ありがとうございましたー！ (2018年11月25日 12時) (レス) id: 2e07e56d54 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - いぶきさん» あー！！嬉しいです！！まさかまだ読んでくださる方がいたとは...。生存してます！！！(´∀｀*) 生存報告頑張ります！！ (2018年11月24日 23時) (レス) id: 1226b88d7f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こうちゃ | 作成日時：2017年2月11日 19時
