21.酔う ページ23
お値段以上を買えるお店へこたつを買いに来た。あまり大きいのは邪魔になるから、45×90×45くらいの木目のを買った。なかなか部屋の感じに合いそうだ。
それからふわふわの絨毯。
座布団も買ってしまったし、おみかんを入れるのにちょうどよさげな籠まで買ってしまった。
そうして帰りは、おつまみが安く買えるドラッグストアに行った。 高校生なんかの時にたくさん買った高カロリーのお菓子を久しぶりに見た。
私はさきいかがとても好きだ、なんていう余談は必要ないか? 別にさきいかのイカと掛けてはない。
食事の材料のストックも買った。これで一週間と少しなら生きれそうだ。
お酒は缶ビールだけでなく、ワインや甘酒も買った。
家に帰ってきて、少しの間もふもふと戯れる。白い毛がふわふわで、まん丸の目が私を写す
そのあと、こたつを組み立てた。コンセントをさして少しすれば足がじんわりと暖かくなる。
「あれ、もふも入りたいの?」
あんまり熱くしては危ないから温度を調節し、少しこたつぶとんの裾を上げる
するともふがそこにそーっと手を伸ばし、こちらを一度確認してから、次は尻尾を入れた
籠にみかんをゴロゴロといれて、それの1つを取り出してむいた。小粒で甘い、美味しいみかんだった。
「あたりだ!」
お風呂に入浴剤をいれて、1時間くらい入った。そのあとはしっかりとスキンケアをし、クリームを塗りたくった。
そのあと私は一人甘酒をぐいぐいと飲み、さきいかをつまむ。
「真冬さん、次の休みの時、誘ってみるかな」
女の私から誘うなんて、といつもなら思うはずだが、今は酔っ払っていてそんな考えはない。I.Q3くらいには落ちている。
それだけでなく、何を思ったか、登録されている「まふまふ」の文字をタップした。電話が鳴り、彼が応答する
『はい、もしもし!』
「まふまふさーん!!!寂しいのです!!私!!」
『え、えぇ?酔ってます? え、ど、う?』
「次のお休み飲みましょうね!おこたを買いました!!!おみかんも食べましょう!!」
『いいですねぇ、...って、酔ってるのか、、』
電話したところまでは覚えているが、そこからの記憶と、それまでの私の思考回路は覚えていない。
その次の日、私は目の前に広がる甘酒の缶とビール瓶をみてやってしまったと肩を落とした。
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すばる - 頑張れ!!ふわふわしてて凄く自分好みな作品です!! (2019年12月6日 17時) (レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます! (2018年12月11日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - なたでここさん» お久しぶりです!おめでとうございます!!お忙しいのに読んでくださってありがたいです...。頑張ってください!!(*´ω`*) (2018年11月25日 13時) (レス) id: 1226b88d7f (このIDを非表示/違反報告)
なたでここ(プロフ) - こうちゃさん» わぁ一年ぶりですっ!無事に合格して大学生やってますっ!ありがとうございましたー! (2018年11月25日 12時) (レス) id: 2e07e56d54 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - いぶきさん» あー!!嬉しいです!!まさかまだ読んでくださる方がいたとは...。生存してます!!!(´∀`*) 生存報告頑張ります!! (2018年11月24日 23時) (レス) id: 1226b88d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こうちゃ | 作成日時:2017年2月11日 19時