14.あだ名 ページ16
真ん中に座らされて、後から来たから印象に残ったのかずっと話しかけられる。
これならやっぱり振り切って、相川さんに会いに行けばよかった
「Aちゃんさー、__してる？交換しよー」
「すいません、私やり方わからなくてしてないんです…」
「えー！珍しいね！じゃあメール？古風でかわいい！」
この人たち、何言ってもかわいい、と言っているが語彙力がないんだろうか
まともな人も数人いるが、彼らも人数合わせだろう
「あの、ちょっと用事あるので先に…」
ガララララ
「なんで僕が呼ばれるの？！やだ！もう帰りたい！……え、宮内さん？なんでここに、」
「あ、い川さん、？」
「おっと、知り合いー？」
「…宮内さん、ほら、奥いって？僕が横に座る」
「まふお前早速狙いに行くのかー？！」
「まぁ美人さんと美男子だからお似合いっちゃお似合いだけどなー」
さっきから頭がフリーズしていて何も考えられていない
相川さんに言われるがまま、押されるがまま席の一番奥に私が座り、その横に相川さんが座る。
両隣に知らない人よりも、右隣に知っている、さらに紳士で優しい彼が座ってくれると落ち着く
「相川さんも呼ばれたんですか？」
「あ、うん、人数合わせだけどね」
「じゃあ一緒ですね。実は早く帰ろうと思ってたんですけど、帰れなくって...」
「え！もふもふに餌やってないの？！早く帰らなくちゃ！」
急に慌てたように声を高くして、みんなにも聞こえるほどだった
「なんか飼ってるの？」
「はい、小さい猫を」
「だから早く帰らないとね！送っていくよ！じゃあね！僕も帰るから！」
「おい！まふ！？」
「ちょ、宮内ちゃん？！」
左手を引かれ走って居酒屋を出る
「ごめん！走っちゃって、大丈夫？」
「大丈夫ですよ、それよりもあそこから連れ出してくださってありがとうございます！」
「まさかいるとは思わなかったよ…」
「私も相川さんが来るとは思ってなかったです笑」
互いに顔を見合わせて笑った
「あ、まふ、ってあだ名ですか？」
「え、うん、まぁ、」
「もふもふみたいですね〜」
「僕も思った笑 あ、ちなみに下の名前は真冬です。でも生まれたのは冬じゃなくて秋ですね」
「真冬さん…、私はAです。あだ名はー…特にないですね」
「じゃあね、僕、Aさん、って呼んでいいかな？」
「もちろんです。…ちょっと恥ずかしいですね」
「照れないで！こっちも恥ずかしくなるから！」
ーーー
続く
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すばる - 頑張れ!!ふわふわしてて凄く自分好みな作品です!! (2019年12月6日 17時) (
レス) id: f38b18c5a9 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってます！ (2018年12月11日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - なたでここさん» お久しぶりです！おめでとうございます！！お忙しいのに読んでくださってありがたいです...。頑張ってください！！(*´ω`*) (2018年11月25日 13時) (レス) id: 1226b88d7f (このIDを非表示/違反報告)
なたでここ(プロフ) - こうちゃさん» わぁ一年ぶりですっ！無事に合格して大学生やってますっ！ありがとうございましたー！ (2018年11月25日 12時) (レス) id: 2e07e56d54 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - いぶきさん» あー！！嬉しいです！！まさかまだ読んでくださる方がいたとは...。生存してます！！！(´∀｀*) 生存報告頑張ります！！ (2018年11月24日 23時) (レス) id: 1226b88d7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こうちゃ | 作成日時：2017年2月11日 19時
