49.溶ける心 ページ4
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観覧車に乗る人は結構多いみたいで、やっぱりカップルが多い
私としゅんくんが目立っていたのは、しゅんくんがかっこいいからか、私がしゅんくんとお似合いではないからか、どちらかは分からないが浮いているのは容易にわかった
彼の後ろに流していた髪が落ちてきていたから私が
「しゅんくん後ろ向いて？髪止めてあげる」
と一言言っただけで列に並んでいる幾つのカップルもこちらをチラチラ見る
「あ、ありがとうございます。ピン全部外しちゃっていいから」
私の方が身長が低いからちょっとしゃがんでくれる
染めているのに全く痛んだ様子のないサラサラの髪を触りながら
(あぁ、光くんもサラサラだったなぁ)
なんて、
「今先輩他の人の事考えてたでしょう？」
「へ！？」
「嫉妬するなぁー、あ、次の次っぽいですね」
「あ、うん」
止めていた手を再開して、1束ずつ捻っては留め、捻っては留めを繰り返す
「一本ピン足りなくなっちゃった、ま、いいか、自分の使おっと」
「え、いいのに」
「いいからいいから！返さなくて大丈夫たからね！」
一本だけ彼の髪とよく似たゴールドのピンをつける
「完成です！」
「ありがとうございます、あ、次だ、」
「意外と早かったかも」
「行きますよ、Aさん」
私たちが乗るゴンドラが来て少しだけスピードがゆっくりになる
「足元ご注意くださーい」
もう疲れ切っているスタッフさんに注意されながら私は乗り込もうとした
「ちょっと待って！」
私の手をガッと掴んだのはしゅんくんじゃなかった
「ごめんなさい！順番抜かしして！」
私はその掴まれた手を解く事はできなくて
「ごめんね！しゅんくん、やっぱりAちゃんは渡せない！」
夕日に邪魔をされて私は彼が誰なのか顔は見えなかったけれど
「しゅんくん、俺の方がAちゃんの事…
よく知ってるよ？」
この声は、この落ち着く声は、よく知っている
「光…くん？」
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こうちゃ(プロフ) - ((MOE.moena))さん» こんなに更新頻度の低い物語を読んでくださり、さらにコメントまで！ありがとうございます（^人^） これからもどうぞよしなに！ (2018年7月9日 15時) (
レス) id: 6c8e62357d (このIDを非表示/違反報告)
((MOE.moena))(プロフ) - にやにやしながら読んじゃいます！！ (2018年7月4日 16時) (レス) id: 11d29a6d34 (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - よしなさん» コメントありがとうございます(*^^*)グダグダな作品になっていますがこれからも亀更新で頑張ります！ぜひよろしくお願いいたします！！！ (2017年10月3日 6時) (レス) id: 16f39c56e8 (このIDを非表示/違反報告)
よしな - とっても面白いですね！これからも頑張って下さい！更新楽しみにしております！ (2017年10月2日 22時) (レス) id: 8444393bfc (このIDを非表示/違反報告)
こうちゃ(プロフ) - おきっちゃんさん» コメント返信遅くなりました…、オチ、そらるさんだと多分バレていますが是非読んでください！(*^^*) (2017年8月19日 15時) (レス) id: 87a133416b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こうちゃ | 作成日時：2017年1月22日 14時
