試験後ティータイム。 ページ16
台風か何かなのかアクセル君←
丁度喫茶店の前を通りがかったらしく、ウチとギルベルト君の手を掴んで少し強引に入店して行った。
店内は学校終わりの１６時前という事もあってか、恐らく中学生であろう女子やカップルが目立っていた。とどのつまり、そんなに混んでない。
「へえ、色々メニューあるんだな。
俺様はブラックとバームクーヘンにするぜ」
「んー、カフェオレとユールカーゲにするっぺよー！」
『ふむ…んじゃ、ウチはロイヤルミルクティーとサブレで』
店員さんにそれぞれ注文して、待つこと１０分。注文したのが届いて食べながら雑談して、話題が自然と二次試験についてになった。
「しっかし…二次試験のあの問題、あれはねぇっぺよー…」
「激しく同感だぜ…あんなん、合格させる気ゼロの問題だったろ」
『まあ、どこの参考書見ても世界一長い国の正式名称と沖縄方言、それにギャル語は載ってないだろうね』
「…なら、クードルーネは何見てあんな難問覚えたんだ？」
『んーとね、家庭の事情で中１で１９５ヵ国を丸暗記して、方言とかについてはルー兄…ぁー、ウチのお兄ちゃんへの嫌がらせする為に頭に叩き込んだ』
「いやお前の家庭どうなってんだ！？」
「はっはっは！
Aは面白い奴だっぺよー」
『そーかなぁ？
……ん？』
「どうした？」
『ねえ、こっちに向かって来てる人ってさ…会場に居た門番っぽい試験官さんだよね？』
２人にそう言って外から入って来た金髪ロングの、さっき不思議な面会をした試験官さんを指さした。多分店の外からウチらを見つけて来たのかな。
「……ここに居たのか。…探したぞ」
「あれ、伯父さん」
『伯父さん？？
ギルベルト君、身内の人？』
「ああ」
「……丁度３人集まっていたんだな。…ん」
ん、と差し出された白い封筒。
それをウチら３人に手渡すと、ギルベルト君の伯父さんは「…中を見てみろ」とだけ呟いてスタスタとどこかに去って行った。
はて、何だろう。封筒の封を切って中に入ってた用紙を取り出した。
�犢膤閉銘�
A・クードルーネ殿。
貴君は二次試験の結果から合格点数より上回っていた為
我がＷ学園のヨーロッパクラスへの入学を許可する。
国立世界Ｗ学園理事長��
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HOPE(プロフ) - 面白いです！更新頑張って下さい！ (2015年3月15日 15時) (
レス) id: 4ad3c073b9 (このIDを非表示/違反報告)
暇犬(プロフ) - コメありがとうです！週一で更新するかもなので（多分）よろしくです！ (2014年1月27日 14時) (レス) id: 028bc90727 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ★ - おおおおおおおおおおおおおおおおお！姉ポジｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!応援してますから☆頑張ってください！ (2014年1月22日 15時) (レス) id: acc0b4eecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：暇犬
| 作成日時：2014年1月17日 7時
