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【これは】 ページ8

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スレの中で129を読んでいたその時、何か気配がした。
ただ、普通に生活してる中で気配を感じ取れるのはおかしい。



…それに、この気配は前世で何回も間近で感じた事がある。
誰の気配だったか、何てすっとぼけても自分自身が誰の気配か分かっているのだから無駄な事としか言えないだろう。


多分…いや、絶対に相手も僕の気配に気づいた筈だ。何故気配を感じ取れるのか?なんて事を考える時間は無い。


自分でも冷静な判断が出来てないとは思うけど仕方ない。
僕の頭には逃げる、という考えしかないのだから判断なんて言葉は微塵も無い。






…何?なんで逃げるのか、だって?



逃げるのなんて当たり前じゃないですか。






_今の僕は醜いから、会って失望されたらきっと僕の心は粉々になる気しかしない。
嫌だ、また1人になるのはいやだ。






だから僕は咄嗟の判断で靴も履かずに部屋の窓から飛び出た。
僕は前世と違って運動神経や反射神経が良くない。
きっと部屋の窓から飛び出た時に足やら腕を痛めたかも知れない。



けどそんな痛みは知らない。
早く遠くに逃げないと。




逃げて、逃げて、心の休まる場所に行かないと。




そのような事を考えて居ても、気配はだんだんとすぐ近くまで狭まってきている。



来るな。





嫌だ、来ないで。




お願いだから。










気配の主が僕の元に着くのは僕の足の速さや気配の主の足の速さによるが、このままの状態だと持って後1分。




たとえ捕まると分かっていても最後まで諦めたくない。





…っ、相手の息遣いが聞こえてきた。



もう、すぐ後ろだ。









2m




1m







そして気配の主は僕の肩を掴んだ。







そう。






僕の肩を掴んだのは…
























白龍だ(高尾くん

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ちょこみんと(プロフ) - 続き、待ってます。 (2020年5月4日 6時) (レス) id: bf2a4d63a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくやか | 作成日時:2019年7月15日 15時

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