【黒バス】記憶の代償【暁のヨナ】 (ページ12)

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【何で】ページ12

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「っ…くそ…！」

あのスレが削除された。
やっと見つけたと思ったのにアイツは…黒子は何考えてんだ。
俺はもうすぐで卒業だからそれまでには見つけて捕まえておきたかった。

なのに、黒子は俺が誰なのかを明かしても動揺は見せたものの俺の意見を素直に聞く気はないように見えた。
色々試合とかでは当たった事も結構あるから性格自体は大まかに分かってる。

…一見理想の後輩像に見えるが、その心の内は何ものでも無いくらいに弱い。
それこそ、一回殴ったら粉々になるくらいに弱い。

やっぱり中学時代のことが原因なのか？
黒子の中学時代同級生だったあいつに聞いたら大雑把だが教えて貰った事がある。

なぁ黒子……お前だけのせいじゃないんだよ。
あいつも「キセキの世代が主に悪い」って言ってた。
何でもかんでも抱えすぎてんだよ。

あいつも、黒子も。

俺だって何だかんだ言いながら後輩は好きだ。
お前らには相談出来る人が周りに沢山居るだろうが。
……まぁ、そういう時に助けてやるのが先輩、か。

最後に、先輩らしい事してから卒業したいしな。

待ってろよ、黒子。
たとえ他校だとしても、お前が後輩なのに変わりはねぇよ。

…明日に行われる4校合同合宿で、絶対に俺の意見を認めさせて助ける。
つーか助けれなかったら自分で自分を轢く。

あぁ、後出来れば姫さんも見つけれたらいいな。