占いツクール
検索窓
今日:135 hit、昨日:342 hit、合計:337,433 hit

3話 ページ18

店長は雅紀君がやって来ると慌てたように帰って行った。

 店には私と雅紀君だけになった。


 雅紀君は私の休憩中、私のエプロンをつけて、実に楽しそうに接客をしていた。鼻歌とか歌ってるし。


 やってきた常連のお客様は、雅紀君がレジに入っているのを見つけるとみんな大喜びしていた。

 雅紀君がいるのを人づてに聞いたっていう人もいっぱいやって来ていた。

 雅紀君が入ってくれた時間は大盛況で、いつもの売上の1.5倍はあったと思う。

 途中、レジ打ちに戸惑う雅紀君のヘルプに何度も入らなければならなかったほど。








 
 雅紀君は、休憩の1時間が終わって私にエプロンを返す時、なぜか落ち込んでいた。

 申し訳なさそうにこう言うの。

「・・・・・ごめんね? 何度も売り場の方へ助けに来て貰っちゃって、結果休憩にならなかったよね? ほんとごめん!」

 私はくすぐったく思いながら首を横に振った。

「ううん。ちゃんと座って休憩出来たし、雅紀君が接客してるのを隣で見るのも楽しかったよ?」

「あー・・・・無茶苦茶だったでしょ?」

「そうじゃなくて、来店したお客様がみんな笑顔になれてたから、それが凄いなって思ったの。私も雅紀君の接客を見てたら、気がついたらずっと笑ってたし。・・・・・・・こんな風に声をかけたらみんな嬉しいんだなぁって、雅紀君の接客を見て勉強になったもん」

「え・・・・・・」

 驚いてる雅紀君。

 私は続けて言った。

「雅紀君って接客に向いてるね。早く美容師になれるといいね。そうしたら絶対人気出るよ」



 私の言葉に雅紀君は一瞬真顔になったけど、その後、・・・・・雨上がり、葉っぱに乗った雫が雲間から覗いたお日様の光でキラキラに輝くような、そんな素敵な笑顔を浮かべた。

 その笑顔は、空に虹がかかるのを見た時のような嬉しさを私の胸に湧き上がらせ、・・・・・なんだか心が綺麗になった気がした。



 雅紀君の笑顔パワー、凄いね。

4話→←2話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (441 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
837人がお気に入り
設定キーワード: , 大野智 , ars
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ao(プロフ) - えむさん» えむ様いつも応援ありがとうございます!癒やしと萌はいついかなる時でも重要ですよね!あればあるほど嬉しいもの。大野家のみなさんに是非癒されて下さいね。楽しみながら頑張ってまーす。 (12月19日 21時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - なおさん» なお様こんばんは。もしやタンポポ色のあのお方のご担当?私もかき乱されているので尚更のことと拝察致します。癒やしと萌をお届け出来るように頑張りますね!ありがとうございます! (12月19日 21時) (レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
えむ(プロフ) - aoさん、おはようございます!やっぱりaoさんのお話を読むと暖かくなれます。次回の更新も楽しみに待っています(*´∇`*) (12月18日 10時) (レス) id: bd8350da83 (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - なんだか最近は自担に心をかき乱される事が多いのでaoさんのお話で癒される毎日です。いつも楽しみにしています! (12月18日 10時) (レス) id: 19cc532da8 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 萌和*さん» 萌和*様おはようございます。萌えにニヤニヤとだらしない顔をして作っている私に、紡ぐ言葉だなんて綺麗な表現を頂戴できて、凄く凄く嬉しいです。マイペースで頑張らせて貰いますね。ありがとうございます〜。 (12月14日 6時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ao | 作成日時:2019年11月26日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。