6話 ページ6
勢いでまくし立てるように喋った後、一転して、私は意気消沈して言った。
｢･･････今日のことは凄く嬉しかったよ。智君のおかげでこれから楽しい時間が送れそう。･･･････でも、私にはもうこれで十分だよ？｣
智君は黙ってもう片方の器にも日本酒を注ぎ、固い表情で言った。
｢･･････やっぱり自立の練習はいるんじゃねぇかな｣
私は胸を杭で打たれたようなショックを覚えた。
全然伝わってない･････。
もしかして、私って重い？
一生どこにも行かなくていいだなんて、依存しすぎてる？
呆れちゃった？
｢智君･･････｣
智君は愕然とする私を見て、気遣うように言った。
｢聞いて？ ･･････今のままだったら、おいらになんかあったら、A、一人になんでしょ？｣
言葉に詰まった。
智君に何かあるなんて、想像するだけで身震いしてしまう。怖くて、半分も想像できない。
｢今の状態で路頭に迷わすとか、死んでも死に切れねぇわ｣
苦笑するその膝を思わず揺すった。
｢死ぬとか言わないで？｣
｢例えだよ？｣
｢それでもダメ｣
じっと見つめたら視線を逸らされた。
｢･･････こえぇの。マジで｣
智君･･････。
｢だからこの先Aの味方になってくれる奴を作っておきたいし、なんかあったら一人でも生活出来るようにしといてやりたい。･･････分かってくれる？｣
お願いごとのように言われては、もう首を横に振ることは出来なかった。
･･････わかるよ。
私もいつも智君の幸せを祈ってるから。私じゃ助けられないことがいっぱいあるから、智君を助けてくれる人がたくさん現れるといいのにって、いつも願ってる。
･･･････それと同じなの？
･･････こんな時だけど、私、愛されてるって思ってもいいの？
智君は私の前に器をそっと置いた。
透き通ったお酒で、置いた拍子に照明の光が表面に反射してキラリと光った。
青磁の色が美しい器。
｢この酒の名前｣
見せてくれたラベルには門出と書かれていた。
何かを始める時の縁起担ぎに飲まれているんだそう。
｢Aにだって｣
･･････書道を始める私の新しい門出に、先生が下さったの？
｢飲めねぇよね？ 口つけるだけでいいよ？｣
私は嫌いじゃないその匂いを嗅ぐと、一口飲んだ。
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ao(プロフ) - keiさん» こんにちは。そうなんですよね、はしゃいでる二人、物凄く可愛いですよね〜。あんなDVDまたつけてくれないかな。今日はアユハピにしてみるつもりです！移行先でお待ちいたしております〜。 (2019年9月28日 9時) (
レス) id: 492f498e0a (このIDを非表示/違反報告)
kei(プロフ) - 私もデジタリアン大好きです。最近ウォークマンでずっとリピしてて、家でも何度もDVD見てます。カッコいい、かわいい、セクシー、まさにその通りですよね。そしてディスコスター様にはしゃいでる、二宮さんと大野さんに癒されてます。 (2019年9月27日 15時) (レス) id: a6dd3c2537 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» なんの、なんの。私の誤字に比べたら。過去作品読み返して、昨日も誤字見つけて慌てて修正しました。オンユワマークのやつを二カ所。もし見つけたら教えて下さい〜。 (2019年9月27日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - kikiさん» kiki様こんにちは！マックのコマーシャル、全部秀逸ですよね!?期待を一ミリも裏切らない。次はどんな智君が見られるのか楽しみで仕方ありません。タラッタッターを着信音にしたいくらいです。kiki様もご自愛くださいね！ありがとうございます！ (2019年9月27日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» keiちゃんおはよう！うちはオクラを薄く刻んで、めんつゆかけて食べてます。たまにすり胡麻入れたり。オクラで健康維持してます（笑）。今日の更新はラブラブでした。気に入って貰えるといいな〜。 (2019年9月27日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月6日 17時
