8話 ページ47
広めのリビングに、キングサイズのベッドが置いてある広い部屋がついていた。
｢豪華･･････。え、どうして？｣
部屋を見回して呆気に取られていたら、ドア付近でもたれている翔君が腕を組んで微笑みながら言った。
｢だから引率の御礼だってば｣
｢高すぎるよ。高校生に払えるわけないよね？｣
すると翔君は自慢げに言った。
｢俺らの中にはもう高校生じゃない奴がいるもんでね。そいつが全額ね｣
私は里美ちゃんに視線を移した。
すると里美ちゃんはとっても楽しそうに笑った。
｢私じゃないですよ｣
｢え、じゃあ、誰･･････｣
言いかけた時、二人の後ろから自分の鞄を肩に引っ掛けた猫背の智君が現れた。
目を見張る私を見て、一瞬照れ臭そうに笑ったけれど、咳ばらいをすると、後ろの二人を振り返って追い払った。
｢いつまでもいなくていいよ？｣
翔君と里美ちゃんは目を合わせて笑った。
｢はいはい、退散しますよ。里美はこっちで面倒見るからご心配なく。じゃ、ごゆっくり｣
パタンとドアが閉まって、智君が鼻の頭を掻きながら私の前を通りすぎてソファに向かって行くのを、私は呆然と目で追った。
｢ふぅー。･･････シャワー一緒に浴びる？｣
冗談めかしたその言葉にも笑えない。
｢智君･･･････｣
私はいろんな感情が混ざり合って、言葉が出て来なかった。
そんな私を見て、なぜか唇を尖らせた智君は言い訳をした。
｢こことったのって今さっきじゃねぇよ？ みんなで行くって決まった時、翔ちゃんが追加で部屋予約するって言うから、もうその時に頼んでたの。･･････さっきえっちしたいっつーの聞いて、早くやりたくて慌ててとったわけじゃあ･･････｣
言葉途中で私は智君に抱き着いた。
｢･･････お。積極的？｣
｢ありがとう。･･････私、すごく嬉しい･････大好き｣
智君は感動しきりの私の背中をポンポンと叩いた。
｢喜んで良かったぁ｣
｢智君が頑張って稼いだお金なのに･････。ニューヨークに持ってく分が減っちゃったよ？｣
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ao(プロフ) - 智恵里さん» こんにちはー！行っちゃいましたね。さて、次回が最終回です。二人はどうなるのか！最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします！ (2019年9月22日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - peru/旧perutc3010さん» こんにちは！次回でいよいよ最終回です！ツラタンでごめんなさい。でも最終回にご期待ください！今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 (2019年9月22日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
peru/旧perutc3010(プロフ) - 別れなんて辛すぎます(T_T)でも、読まずにはいられない…はぁ、ツラタン (2019年9月20日 23時) (レス) id: 52470abde8 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - やだ〜行かないでー(泣)(´；ω；`) (2019年9月19日 12時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - mizunaさん» mizunaさんこんにちはー！言われて気づきました。ほんとだ！みんな年下だーって。違和感なさ過ぎですね!? 妄想好きなので、どういう集まりか考えちゃいましたよ。一人でウフウフ笑ってます。次のCMも凄く楽しみです。期待を裏切りません！ (2019年9月19日 11時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年9月2日 17時
