7話 ページ24
二宮君が、私を抱っこしている大野君の肩を抱いて言った。
｢良かったね。大野さん、Aが元気ないと一緒になって元気なくなるからさ、どうしようかと思ったわ｣
え･･････それって、相葉君のことを言ってたんじゃなかったの？ 大野君のことだったの？
｢落ち込み方があからさま過ぎんでしょ？｣
｢･････ふふ｣
くすぐったそうに笑ってる大野君。
･･･････私には全然分からなかったよ？
やっぱり長い付き合いだとそういう些細な変化もわかるんだ･･････。
続けて二宮君は言った。
｢人の恋の心配とか、滅多にしないことするからこんなことになんのよ？｣
人の恋の心配･･･････？
それなあに？
｢あれでしょ？Aが活躍出来るって、勇んで思いついたんでしょ？ うちの子凄いでしょって？ それ飼い主越えて、もう親じゃん。親子？ あなたたち親子なの？｣
揶揄する二宮君を、大野君は無言でちらりと見た。
大野君は二宮君の腕を無理矢理肩から外すと、私を来た時と同じようにダウンコートの中に入れて、そそくさとみんなに背中を向けた。
大野君･･････？
｢帰っから｣
そう言って身を翻した大野君の背中に向かって、櫻井君が、にやけて声を掛けた。
｢智君が照れてる〜！ かーわーいーい〜｣
｢うっせぇぞ、翔ちゃん！｣
大野君に怒られた櫻井君はしょぼんと肩を落とした。
そんな櫻井君の肩を松本君が近付いて抱き寄せた。
｢Aの次は翔さん？ しゃあねぇなぁ、翔さんのことは俺が慰めてあげるから。リーダー、Aと仲良くやって？ ･････多分Aのはヤキモチだから｣
えっ!?
こっちに向かってウインクしてる松本君。
･･････どうして分かっちゃったんだろう。
松本君、恐るべし。
大野君が部屋の出口で不思議そうに私を覗き込んだ。
｢ヤキモチ･････？｣
･･････そんなので、大事なコンサートの日に拗ね倒していたなんて、さすがの大野君も呆れちゃう？
肩身が狭くて縮こまっていたら、大野君はフッと笑った。
｢めんどくせぇ｣
やっぱり？
｢でも可愛い｣
そう言って私を持ち上げると、チュッとオデコにキスして楽屋を出た。
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juntea1054(プロフ) - m(_ _)m(^^)dm(_ _)m (2019年10月16日 14時) (
レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - juntea1054さん» コメントありがとうございます。早速山本様の画像を検索して見てみましたよ。美人さんですね！猫ちゃんぽい！お好きに想像して楽しんで貰いたいので、敢えて容姿や毛色に触れてないのですが、こんな美人さんだったら妄想もより楽しいですね！今後ともよろしくです！ (2019年10月16日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
juntea1054(プロフ) - 私は今は黙っていて、フェミニン服の山本舞香チャンでしょうか？！マイペースで頑張って下さいませ、重ねてありがとうございます。これからもどうか宜しくお願いしますm(_ _)m(*^^*)m(_ _)m (2019年10月15日 5時) (レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
juntea1054(プロフ) - おはようございます、とてもロマンチックで素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m(^^)dm(_ _)m 大野君と同棲中の美猫&うら若い美女は【特に人間美女の方は】芸能人ならばを想像したら良いかと楽しく考えておりますよ。 (2019年10月15日 5時) (レス) id: f10e02d847 (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - みゆさん» みゆ様こんにちは〜。コメントありがとうございます。お気持ち、伝わりましたよ〜。有り難くお気持ち頂戴致します。私も作っててずっとニヤニヤしています。おかげで頑張れます！ありがとうございました！ (2019年6月21日 8時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年5月25日 15時
