4話 ページ48
すると大野さんは思い出すように言った。
｢えっとねぇ、こんなの中学生ぶり｣
そんなに遠いの!?
一瞬、恋愛したのがそんなに前のことなのかって思ったけど、恋人がいたんだから違うはずだって考え直して、これは、はしゃぐような気持ちになったのが久しぶりだって言ってるんだろうと理解した。
｢･･････その人とはお付き合いしたんですか？｣
｢ううん。片想い｣
片想い！
その人、絶対もったいないことしたよ!?
こんなカッコイイ大人になってるって知ったら絶対悔しい思いするから！
大野さんを片想いさせるなんて、その人に会いたくなった。
｢師匠ですね･･････｣
思わず呟いたら、不思議そうに首を傾げられて慌ててごまかした。
でも大野さんがそう思っちゃうのは、私が子供っぽ過ぎるのが原因なのかも。他の、もっと落ち着いた人とだったら、大人の付き合いになったのかもしれない。
私は反省して言った。
｢･･････もっと色気のある、落ち着いた大人の女性になるよう頑張ります｣
｢えっ、やめて？｣
ぎょっとした顔の大野さん。
｢でも･･････｣
｢今のままでいいよ？ すげぇ気に入ってんのに｣
その言葉だけで呆気なく浮上する私のお手軽な心。
私がにやけかけたら、大野さんは微笑んだ。
｢色気あるよ？｣
ドキッ。
大野さんから聞く色っぽい言葉はダイレクトに身体の奥に響いて来る。
｢色気あります･････？｣
｢あるある！｣
やけにはっきり言ってくれて、恥ずかしいけど嬉しくて、また舞い上がっちゃう。
｢もう、やだ。･･････私、浮かれすぎてて自分が怖いもん｣
｢お！｣
大野さんから弾んだ声上がった。
｢お？｣
｢タメ語じゃん。 これからそれだ！｣
わぁ、無茶ぶりだ！
大野さんにタメ語とか･････出来るかな？今のはうっかりだし、独り言みたいなものだから。
｢名前も、呼び方変えない？ 距離あるし｣
嬉しいけど、ハードル高いなぁ。
｢･････わかりました。やってみます｣
｢さすが理解はえぇ｣
｢でもきっかけが欲しいかも。いきなりは難しいです｣
｢きっかけ？ んじゃまぁ、おいおいでいっか｣
はいって、返事したら、流れる沈黙。
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ao(プロフ) - ひつじーさん» ひつじー様こんにちは。萌えていただけて良かったですー。あの手で引っ張られたら、どこにだって行きますよね!? また遊びにきてくださいねー。お待ちしています！ (2019年4月10日 9時) (
レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - 蜂須賀さん» 蜂須賀様こんにちは！最高の褒め言葉をありがとうございます！全部、私が意識して心掛けている事柄をどんぴしゃで褒めていただいて、最高に嬉しいです。毎日更新と話数、重要ですよね!?まぁ無理な時もありますが(笑)。今後もよろしくお願いします。 (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ao(プロフ) - keiさん» kei様こんにちは。私もリーマン智君大好物ですー。服装は設定してませんので、スーツでもカジュアルでも、ご想像くださいね。また遊びにきてくださいねー。待ってます！ (2019年4月10日 9時) (レス) id: 0d583270dc (このIDを非表示/違反報告)
ひつじー(プロフ) - 萌えてます〜ドキドキしてます〜手！あの手で私も引っ張られたいです！！(^ω^) (2019年4月10日 4時) (レス) id: 38fc399fe7 (このIDを非表示/違反報告)
蜂須賀(プロフ) - はじめまして。毎朝ムズキュンさせてもらってます。話も好きだし、毎日更新かつ話数も多く、今一番好きな作者さんです！これからも楽しみにしています (^^) (2019年4月9日 17時) (レス) id: 3645ec60b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ao
| 作成日時：2019年4月5日 6時
